評価 ★★☆☆☆(38点) 全8話
あらすじ 大人気男性タレントが…ホントは女の子!?モテない大学生・恭平の唯一の自慢は、男性タレント・有栖川煉とイトコ同士だということ。引用- Wikipedia
そこで舐める!?最狂の主人公
原作は漫画な本作品。
監督は佐々木純人 、制作はスタジオレオ
1話3分ほどのいわゆる僧侶枠な作品
作画
1話からゴリゴリに作画が悪い(苦笑)
シンプルに作画枚数も少なく、たまにカクカクっと
フレーム落ちするような瞬間も有るほど、明らかな低予算感が
1話からプンプンに漂っている。
近年の僧侶枠はヒット作なども生まれ、アニメフェスタは
僧侶枠以外にも多くの作品を配信し、ぬきたしなどの作品の
配信も大好評だった。簡単に言えば資金が潤沢にある。
だからこそ、最近の僧侶枠の作画は非常に安定しており、
ここまでの低予算感を感じる作品はなかった。
僧侶枠が始まった頃の作品は作画が悪い作品が多かった。
僧侶枠といえば作画が悪いことでもおなじみだったのだが、
そんな時代も過ぎ去ったかと思ったのだが、
急に初期の僧侶枠のような作画の悪さを見せつけてくる。
作画が悪いというのは本来欠点では有るものの、
僧侶枠においては逆にそれが「懐かしさ」を感じてしまう。
キャラデザ自体も何年前のデザインだと思うほどであり、
そんなデザインで作画崩壊寸前だ。
この懐かしい僧侶枠っぽさにどこかワクワクしてしまう自分がいる
やべぇ…
1話、主人公の従兄弟が家にやってくる。
主人公の従兄弟は大人気男性タレントであり、
「かくまってほしい」と主人公の家にやってくる。
幼馴染を家に入れた主人公、何をするかと思えばいきなり
おもむろに「AV」を見始める(笑)
彼の言い分はこうである、「合コンでお持ち帰りができず溜まっちゃって」と。
それ自体は理解できるが久しぶりにあった従兄弟の前で
いきなりAVを再生しだし、すっきりしようとしている。
意味がわからない。
なぜそんな展開になるのか、男性諸君ならば意味不明すぎるだろう。
幼馴染にお茶の一つも出す前に、今作品の主人公はAVを再生し、
すっきりしようとするやつだ。
そこまでは3兆歩譲って飲み込むとしよう。
従兄弟は困惑し風呂に一人で入ることになるのだが、
そこに主人公が突撃してくる。
「おい!レン!お前さっきのAVでたっただろ、
どんだけ成長してるか見てやるよ、男同士だからいいだろ?」
意味不明だ(笑)
従兄弟が実は女性だったという性別バレ展開をするためなのはわかるが、
あまりにも強引すぎる主人公の行動に笑いしかでてこない。
このとんでもない行動は初期の僧侶枠の全開だ。
これぞ僧侶枠の主人公、この倫理観もモラルも社会通念も
なにもかもがないような主人公こそ僧侶枠だ。
付き人
従姉妹の性別が主人公にバレ、その秘密を守るために
主人公は従姉妹の付き人をすることになる。意味不明だ。
なぜ付き人をやらせるのか、まるで理屈が通っていない。
1話からストーリー展開というのがめちゃくちゃだ、
やりたい状況のための展開づくりが滅茶苦茶すぎてギャグにしかなってない。
残念なのはこの無茶苦茶な展開を突っ込むキャラがいないことだ。
「なんでやねん!」と思わず突っ込むキャラが入れば
立派なギャグアニメなのだが、ツッコミ役がおらず、
毎シーン、視聴者がツッコミ役をするしかない。
ガタガタすぎる作画がよりギャグアニメとしてのシュールさを
後押ししており、色々な部分が崩壊している。
男装
主人公の従姉妹は男装女子であり、世間に女性であることを隠して
男性としてタレント活動している。
普段は男装しているのだが、中盤で主人公と従姉妹がデートすることになり、
従姉妹は男装ではなく女の子の格好をする。
本来は「かわいい」ことを強調する回のはずなのだが、
従姉妹の服装もダサければ作画も悪いせいでまるで可愛くない(笑)
そんなデート中に、公園で従姉妹は食べてるクレープのクリームを
胸元に落とすのだが、その瞬間に主人公は胸元を舐めだす(笑)
想像してほしい、みなさんが男性で女性と公園でデートをしている。
仲良くクレープを食べている中で、女性がクレープのクリームを
胸元に落としてしまう。
貴方ならどうするだろうか?紳士的な行動をするならば
ハンカチやティッシュを取り出し拭くのかもしれないが、
胸元であることを考えれば手を出しづらい状況だ。
親密な関係、体の関係などがすでにある場合は
ハンカチやティッシュで迷わず拭くという選択もできるだろう。
しかし、この作品の主人公はそのどちらの行動もしない。
別に付き合ってるわけでもない女性、
一応、従姉妹ではあるものの、それでもいきなり胸元を舐めだすのは
異常としかいいようがない。
中盤は狂気的な行動をする主人公に笑いを通り越して
怖さすら感じ始めてしまう。
ライバル
終盤、一人キャラが追加される。
主人公の元カノというより体だけの関係の女である(笑)
僧侶枠にありがちなライバルキャラであり、
ヒロインの嫉妬心をくすぐるためのキャラでは有るが、言動がヤバイ。
いきなり来たのも体の関係を求めてのことであり、
従姉妹に会うなり新キャラは体の関係を求めてくる。
もうやばいやつしかいない。
ぶっ飛びすぎて話についていけない。
主人公も新キャラもあまりにも社会的な倫理観が欠如しており、
それを受け止める従姉妹もやばい。そんなやばさの中で、
ライバルキャラがでてきたことで主人公も幼馴染も相思相愛であることを
実感する。
最終話は者の見事に作画崩壊しており、
主人公の顔などとんでもないことになっている。
この作画崩壊っぷりはぜひ、貴方の目で御覧いただきたい
総評:これだよ!これが僧侶枠なんだ!
全体的に見てとんでもない作品だ。
最近の僧侶枠は作画も話も昔とは違いしっかりとしたものになっている。
しかし、そんなのは僧侶枠らしくない!と言わんばかりの
作画の悪さ、作画崩壊っぷりは一周回って新鮮に感じ、
昔の僧侶枠を思い出すかのような作品になっている。
僧侶枠といえば倫理観にかけたキャラの行動やセリフが
話題になることもあったが、この作品の主人公はやばい。
ありとあらゆる行動がやばすぎる上に、
それをヒロインも受け止めるせいで妙な笑いが生まれるという
かつての僧侶枠らしいシュールな笑いが生まれている。
本来は欠点になる作画の悪さやキャラクターの行動やセリフの
理解できなさは、僧侶枠にとってはむしろ利点だ。
そういうものと思って楽しめる人だけが楽しめる。
あの頃の僧侶枠を楽しんでいた人には
ぜひおすすめしたい作品だ。
逆にそういう楽しみ方ができない人にはおすすめできないが、
1クール全8話で話の区切りもついており、
僧侶枠とはなんなのかを改めて叩きつけてくるような作品だった。
個人的な感想:懐かしい
懐かしいという感情を僧侶枠で感じることになるとは思わなかった。
僧侶枠も今年で9年目だ、来年で10年になる。
それだけの年月を積み重ねていれば「懐かしさ」という
感情も生まれてくるものだ。
その年月、初期の僧侶枠という偉大な存在が有るからこそ、
この作品は成り立っており、普通なら作画崩壊で
最低な作品だ(笑)
それをここまで楽しめる評価に変えてしまうのは
僧侶枠の歴史会ってこそなのかもしれない。
今後も僧侶枠に期待したいところだ。



