ロボット

あまりにも先が読めない!「勇気爆発バーンブレイバーン 6話 絶対に大丈夫だ。なぜなら……私がブレイバーンだからだ!」アニメレビュー

3.0
勇気爆発バーンブレイバーン 5話 それはきっと、私には出来ないことだろう ロボット
©「勇気爆発バーンブレイバーン」製作委員会
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評価 ★★★☆☆(59点)

オリジナルTVアニメ「勇気爆発バーンブレイバーン」第6話「絶対に大丈夫だ。なぜなら……私がブレイバーンだからだ!」予告映像

あらすじ 引用- Wikipedia

あまりにも先が読めない!

本作品はCygamesPicturesによるオリジナルアニメ作品。
監督は大張正己、制作はCygamesPictures。
なお、本レビューは6話のレビューとなります。

東京

物語の舞台はいよいよ東京だ。
作戦はシンプルだ、壊滅状態の東京で生存者を見つけること。
生存者が居ないならば爆撃を行い、敵を殲滅する。
シンプルな作戦ではあるものの、彼らの希望がそこにつまっている。
誰かが生き残ってて欲しい、国を守る彼らの切なる希望だ。

そんなシリアスな状況でもブレイバーンらしさは変わらない。
相変わらずのうるささだ(笑)
東京に着陸した瞬間には「ブレイバーン!」と叫び、
ロボットなはずなのに吐息を吐き散らかしながら走るさまは
この作品でしかお目にかかれないようなロボットの姿だ。

戦闘シーンの激しさも素晴らしい。
多数の敵勢相手に剣を振り回しながら戦う姿は爽快感が有り、
同時に「TS」に乗るスミスのバックアップによる援護射撃も
描かれることで、リアルロボットとスーパーロボットの
戦闘シーンの面白さを同時に味わえる。

どこかにいるかも知れない生存者、
そんな生存者をわずか10分で見つけなければならない。
前回のレビューでブレイバーン単独で先に行ったほうがよかったのでは?
と苦言を呈していたが、この作戦を遂行してるからこそ、
ブレイバーン単独での東京先行をしなかったのだと納得できる展開だ。

ルル

そんな緊迫感のある状況なのに置いてきたはずのルルが
スミスの機体に張り付いてついてきてしまっている(笑)
危機一髪な状況の中で「生存者」も現れる。
東京は壊滅状態だ、だが、生存者も居る。彼らにとっての希望だ。

だが、絶望は眼の前にある。大軍と多くのミサイルが迫る中で、
ブレイバーンの新武装がいきなり解禁される。恐ろしい武装だ。
ミサイルの制御を一気に奪い、敵に集中砲火させる。
もしブレイバーンが敵だったら…人類の武装は無意味だ。

彼らがきたおかげで救えた命もある。
多くの仲間たちと出会いながらも、脅威が去ったわけではない。
そこにはデスドライヴスも現れる。

スペルビア

2話で倒したはずのスペルビアがなぜか再登場する。
見ている側としてはルルがそのスペルビアの正体ではないか?と
考察していたのだが、ルルとスペルビアは別だ。
あくまでルルはブレイバーンにとってのイサミであり、
パイロットにすぎない。

スペルビアが唐突に現れ彼らを襲いだし、しかも喋りだす(笑)
だが、それはブレイバーンによる翻訳だ。
破壊したはずなのに、2話で倒したはずなのに復活した敵、
デスドライヴスは「不滅」なのかもしれない。

スペルビアの目的は「ルル」だ。
ブレイバーンがイサミがいないと弱くなってしまうように、
スペルビアもパイロットであるルルが居ないと弱体化してしまうのだろう。
そういった謎が少しだけ明らかになったものの、謎はまだ増えている。

倒したはずのスペルビアがなぜ復活したのか。
序盤から中盤までも謎だらけだが、中盤に入っても謎だらけだ。
果たして、それがきちんと1クールで明らかになるのか…

正直、スペルビアの復活に関しては完全に予想外だ。
ルル=スペルビアと予測していただけに、
彼女がパイロットである事実がわかったことで、
より先の展開が読めなくなってしまった。

総評:持ってくれ!イサミのメンタル!

全体的に見て2話連続溜め回だっただけに、
爽快感のあふれる戦闘シーンをようやく見せてくれた6話だ。
東京に僅かではあるものの生存していた仲間もおり、
イサミの精神面が救われた部分もある。

だが、同時にブレイバーンに振り回されている(笑)
説明もなく新武装がでてきたかとおもえば、
敵の言葉を勝手に翻訳してくる始末だ。
彼にとってはデスドライヴスは敵だ、
だが、ブレイバーンにとって対話は重要なものと捉えられている。

ここで大きな方針の違いがある。
ブレイバーンは正義の味方だ、だからこそ敵であっても
相互理解を求めているふしがある。
しかし、イサミにとっては宇宙からきた敵に過ぎない。

デスドライヴスたちが多くの人類の命を奪ったことは事実だ。
そんな事実があっても対話をしようとするブレイバーンと、
そんなブレイバーンの意志に歯向かおうとするイサミ。
この大きな隔たりが終盤の展開に響いてくるのかもしれない。

ルルの正体もデスドライヴスではなく、
イサミと同じパイロットであることが明らかになったことで、
色々と謎も極まってくる。
ルルは地球人ではないとすれば宇宙人なのか?

いろいろな謎が新たに湧き上がってくる中で
心配なのはイサミのメンタルだ(笑)
東京に降り立ったときも彼のメンタルは限界を迎えている、
生存者が居たからこそ、彼のメンタルは今回保っていられたが、

今後起るかもしれないシリアスな展開に
イサミのメンタルは耐えうるのか。
見ている側としてはコメディリリーフでしかないブレイバーンだが、
パイロットであるイサミにとってはその素っ頓狂な行動や言葉が
メンタルを削り続けていると言ってもいい。

今後果たしてイサミのメンタルは持つのか、
それが気になりだしてしまう6話だった。

個人的な感想:1クール?

Amazonの本作品のBD紹介ページを見ると全2巻しか発売されないようだ。
しかも商品情報には全12話の記載まである。
本当に1クールなのか疑問に思っていたが、1クールの可能性はかなり高そうだ。

もしかしたら名前を変えての2期という分割2クールスタイルかもしれないが、
本当に1クールだとすれば終盤怒涛の展開が続きそうなだけに
今後も目が離せない作品だ。

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