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七転八倒「英雄教室」レビュー

1.0
英雄教室ファンタジー
英雄教室
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評価 ★☆☆☆☆(15点) 全12話

TVアニメ『英雄教室』PV第1弾

あらすじ 世界を苦しめる強大な魔王と互角の戦いを繰り広げ、痛み分けによって人類を救った勇者がいた引用- Wikipedia

七転八倒

原作はライトノベルな本作品。
監督は川口敬一郎、制作はアクタス

ラストバトル

1話冒頭から勇者と魔王によるラストバトルげ描かれる。
互いに全力を尽くした戦いは互いがぼろぼろになるまで続き、
ほぼ相打ちのような形で終わる。
勇者は生き残り、
彼は「普通の人生」を歩むために学園に入学するところから物語が始まる。

魔王と相打ちになった彼は勇者としての力をほとんど失っている。
そんな彼が「英雄」を育てるための学園に入学し、
友だちを作るために学園生活を送りたいと思っている。

突拍子もなく色々な人に話しかけ、友だちになろうと
話しかける姿はやや掴みどころがない感じが強く、
勇者の力を失ったといっても最強に近い力を持っている。
色々と1話の段階でつっこみどころがうまれており、
なろう系じゃないのになろう系のような雰囲気を醸し出している。

そんな彼の技の影響を受け、女性キャラクターの服が破けるまでがお約束だ。
この作品は少し懐かしい「石鹸枠」的なラノベアニメの匂いを
ただよわせている。
妙に「お尻」を強調するようなカメラアングルも多く、
1話から、そういう作品ですよと丁寧に教えてくれる感じだ。

トントン拍子

1話からトントン拍子で物事が進んでいく。
勇者が魔王と相打ちになったかと思えば、
勇者だけはなぜか助かり学園に通い、
学園で出会ったツンデレ赤髪美少女が持ってる呪いの魔剣を
主人公がなんとかしてくれる。

赤い髪のヒロインが火属性の魔法を使うというのも
この手のラノベ原作アニメではベタすぎる設定であり、
出会って1日くらいしかたってない主人公を頼って
呪いをなんとかする展開も、トントン拍子に進みすぎて
面白さを感じない。

これでかつての力を失って普通の強さしか無い勇者が、
勇者としての心得や気持ちだけはそのままに
苦戦しながらも状況をなんとかする!という展開なら面白いかもしれないが、
特にそういう展開というわけでもない。

魔剣の呪い自体も主人公ではなく彼女自身が乗り越えてしまっており、
その後に彼女は裸になって主人公に抱き抱えられるのだが、
いわゆるベタな「キャー!」みたいな反応をせず、
裸を見られても何の反応も示さないことに対する違和感のほうが
ストーリーの内容よりも気になってしまう感じだ。

ベタなラノベアニメみたいな雰囲気があるのに、
わざとなのか、お約束展開を外してくることで、
みていてもしっくりと来るものがない。
そのせいもあるのかもしれないが、会話の中でのギャグが
ギャグであることはわかるのだが、笑いに繋がらない。

ソフィ

2話になると別の女に手を出す。
1話では赤い髪のヒロインの問題を解決して主人公に惚れ、
2話でも同じように無口系ヒロインの問題を解決して主人公に惚れる。
1話と2話でやってることがほぼ変わらない。

無口系ヒロインは人口勇者計画で生み出された存在だ。
こういう重要な設定や話を何の脈絡もなく、
あっさりと見てる側と主人公に明かしている。
はっきりいって色々な要素が浅くしかほりさげられておらず、
浅いまま見せられてるせいで面白さに繋がっていない。

そんな浅さをごまかすためにギャグやセクシーシーンを
取り入れているのはわかるのだが、
そのギャグやセクシーシーンも浅いがゆえに、
作品全体がつねにバナナで滑り続けるような感覚になっている。

勇者の苦悩や、彼が普通に拘る理由も2話で明かされるのだが、
いまいち主人公にもヒロインに対しても愛着を持てず、
悲しい過去を明らかにされても心をピクリとも動かされない。

3話では唐突に現れたドラゴンが幼女になり、
主人公を親として認識してしまう話が描かれる。
結局、1話も2話も3話もヒロインをかえているだけで
やってることはほぼ変わらない。

中途半端なセクシーシーン、中途半端なギャグ、
浅いストーリーをひたすら繰り返してる印象だ。

繰り返し

序盤をすぎると更に話は薄くなっていく。
ただでさ薄い話が更に薄くなり、
太ったヒロインをどうにかする話が描かれたりする。
そもそも彼らは「英雄」を育成するための学園に通っているのだが、
彼らは卒業したあとにどうするのだろうか?

魔王もすでに勇者によって討伐済みであり、
魔物のような存在はいるようなのだが、
人類が危機になっている!という感じでもなく、
国同士の戦争がおこっているわけではない。

英雄を育ててどうするのか。物語の根幹の部分がよく分からず、
ストーリーの目的も無いような感じだ。
かつて勇者が倒した魔王の娘も平然と学園に通っており、
魔王自体も生死不明のような状況のようなのだが、
そのあたりのストーリーが掘り下げられるわけでもない。

1話では赤髪ヒロイン、2話では無口ヒロン、
3話と4話ではドラゴン娘、5話は魔王の娘と、
ヒロインを変えてずーっと同じことをしてる。
中盤でもヒロインが増えるだけだ。

4話のドラゴン娘も5話の魔王の娘も、
6話で出てくるセントールの女性も、
唐突に現れて、唐突になにかおこして、
主人公となにかあって、仲良くなって終わりだ。

1話1話のストーリーが物凄く薄い。
8話になっても新しいヒロインが唐突に現れて
物語が展開するおなじみの流れを繰り広げている。
恐ろしいほどストーリーが薄い。

ヒロインを増やせば増やすほど既存のヒロインの
存在感や出番も薄まっていく。

終盤

1話から8話までずっと同じ調子で話を進めるものの、
流石に限界だったのか9話と10話はヒロインは増えずに
日常回がお届けされる。
中途半端なパロディを盛り込みながら描かれる日常は
特にみなくても問題ない。

終盤になるとまーた新しいヒロインが出てくる(苦笑)
2話でのメイン回になった無口系ヒロインは、
人口勇者計画で生み出された存在であり、
同じ計画で生まれた同じ顔の存在が複数おり、
そんな存在が終盤やってきて騒動を起こす。

無口系ヒロインの掘り下げともいえるが、
そこまでガッツリとした掘り下げともいえず、
主人公との関係性が変わるわけでもなく、
結局、1話からやってることと同じことを
最終話まで繰り返している。

主人公の目的が友だちを作ることであり、
1クールで友だちが増えたことはわかるものの、
それ以外の面白みがまるでない作品だった。

総評:同じことを繰り返してるだけ

全体的にみて作品全体の内容が薄い作品だった。
魔王と勇者が戦い、勇者は力を使い果たすものの生き残り、
勇者のときには味わえなかった「普通」の年頃の男の子として、
学園に通い友だちを作る。

これがこの作品の本筋では有るものの、
1話で赤髪ヒロインと仲良くなったかと思えば、
2話では無口ヒロインと、3話ではドラゴン娘、
その後も魔王の娘、セントールの娘、機械娘、
最後には無口ヒロインのコピーと
ただただヒロインを切り替えてずーっと同じことをしている。

倒すべき魔王や敵などもおらず、戦争もしているわけでもないのに、
英雄を育てている学園があり、英雄になるために
生徒たちが訓練している状況も意味不明だ。
作画こそそれなりではあるものの、雑なセクシーシーンぐらいしか
それがいかされておらず、戦闘シーンに面白みがあるわけでもない。

1クールでは原作における序章なのか、
このあと原作でも同じような展開が続くだけなのかはわからないが、
みていて面白さを感じない作品だった。

個人的な感想:無味無臭

個人的に色々と厳しい作品だった。
ラノベ原作アニメがへり、そのかわりになろう原作アニメが増えたが、
こういう感じのラノベならば、なろうアニメの方が
まだ内容があるだけに、ラノベが衰退してしまったのが
わかってしまうような作品だった。

コミカライズのAmazonのレビューを見ても、
星の評価はついているものの、レビュー文がないものが多く、
もしかしたら原作からこんな調子の作品なのかもしれない…

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