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「へやキャン△」レビュー

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評価 ★★★☆☆(56点) 全12話

【特報】ショートアニメ「へやキャン△」【2020年1月放送開始!】

あらすじ 野クル、旅に出る!野外活動サークル、略して野クル。部員はたったの3人引用- Wikipedia

君はともだち

本作品はゆるキャン△のスピンオフともいえる作品。
もともとはTVアニメのゆるキャン△のCパートのコーナーだったものを
1クールの1話5分ほどのTVアニメに仕上げている。
監督は神保昌登、制作はC-Station

山梨

本編ではいろいろな場所にキャンプに行くのがこの作品の
特徴だったが、この作品は1話5分という都合上、
基本的にはキャンプに行くわけではない。

何気ない日常、学生同士の日常会話は本編のような心地よさを
感じさせつつ、同時に山梨要素も押し出している。
山梨県民しかしらないような要素の数々、
いわゆる「ご当地ネタ」を作品の中に盛り込んでいる。

梨っ子スタンプラリーを楽しみつつ、山梨の各所を巡り、
各所で名物や有名なものを食べる姿が映し出されている。
本編はさりげなく各地の要素を聖地的に描いていたものの、
このミニアニメはかなり露骨に山梨要素を打ち出している。

序盤は特にその傾向が強く、本編でのキャラクターへの
愛着があるからこそみられる部分はあるものの、
作画のクォリティもあまり高くなく
本編の味のようなものも感じない。

日常

あくまでもこの作品は本編でのキャラクターたちの
いつもの日常だ。キャンプに行くわけでもない、
だからこそ準備をするわけでもない。
本当にただただ「山梨に住むJKの日常」を描いている。
本編からキャンプ要素を抜いたような印象だ。

キャラクターたちの何気ない会話と、山梨要素を強めつつ、
1話1話を綴っている。
あくまでも本編のファン向けの作品であることは否めないものの、
1期でキャラクターに愛着を湧いている人が見れば、
彼女たちの日常を1話5分でお手軽に楽しめる出来栄えだ。

そんな中で「出会い」も描いている。
大垣千明と犬山あおいがどう出会い、仲良くなったのか。
2人すら覚えていない「子供」だったときのエピソードまで、
さらっと描かれているだけではあるものの、
1期の時点では掘り下げがやや甘かった二人の印象を深める作品でも有る。

特に犬山あおいの大ぼら話は最後の
「うそやでー」で思わず大爆笑してしまった(笑)

スタンプラリー

一見、普通のスタンプラリーをしているだけに見える。
だが、終盤でそんなスタンプラリーにも「優しさ」が含まれている。
同時にそれは友情でもある。

山梨に引っ越してきたばかりのなでしこ。
彼女はすぐに野外活動サークルに入り、大垣千明と犬山あおいと
キャンプをしていた。
そんな2人がスタンプラリーを3人で一緒にやることで、
「キャンプ」だけの間柄ではない、本当の意味での友達になりたいという意味でもある。

キャンプだけではない、自分の好きなものを、好きなところを、
大好きな山梨を知ってほしいという思い。
優しく暖かい空気感と最終話でのへやでのキャンプ。
そして始まる新たなスタンプラリーは、2人へのなでしこなりの返事だ。

あくまでもミニアニメではあるものの、
1クールで「ゆるキャン△」の良さを感じられる作品だった。

総評:山梨ウォーカー

全体的にみて、1期を見てる前提の作品であり、
ファン向けであることは否めない。
序盤も山梨観光PR的な要素が強くゆるキャンらしさのようなものは薄いものの、
話が進み、1クール終わってみると「ゆるキャン」らしい作品に仕上がっている。

あくまでも野外活動サークルの3人を中心に描かれているせいで、
志摩リンや恵那の出番は少ないため、
二人のファンは物足りなさを感じるかもしれないが、
あくまでも今回は野外活動サークルの3人を描くための作品だ。

作画の面ではやや物足りなさを感じる部分はあるものの、
料理の描写はしっかりしており、ほうとうやツナ缶鍋など
おなかの虫が泣いてしまうような描写に仕上がっている。
1クールで3人の友情がきちんと描かれており、
満足感の有るミニアニメだった。

個人的な感想:サイコロ…

個人的にはスタンプラリーが始まるときに、
サイコロを降り出すんじゃないかとヒヤヒヤしてしまった(笑)
序盤は聖地要素が強いものの、中盤くらいからそれが収まり、
最後にはゆるキャンらしい優しい世界が広がっている作品だ。

1期を見ているファン前提の作品のため、
高い評価はしにくいものの、
1期が好きな人ならば楽しめる作品だ。

「へやキャン△」は面白い?つまらない?

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