コメディ

「怪人開発部の黒井津さん 1話世界征服を企てる悪の秘密結社で、人々を恐怖に陥れる怪人が生まれ出るその時、彼女は密かに涙した」レビュー

3.0
コメディ
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評価 ★★★☆☆(41点)

『怪人開発部の黒井津さん』PV第1弾

あらすじ 正義と悪がぶつかり合う世界、人知れず戦う人々がいた。それは幾度となく正義のヒーローに倒されていく定めの悪の怪人を作り出す開発部で働く人々である引用- Wikipedia

理想の上司は悪の幹部!?

原作はCOMIC メテオで連載中の漫画作品。
監督は斎藤久、制作はQuad

話は聞いた!世界征服だ!

1話からわかりやすい世界観が描写される。
この世界はいわゆる戦隊ヒーローや仮面ライダーのごとく、
「ヒーロー」がおり、同時に「悪の組織」も存在する。
もはやご当地ヒーローが当たり前で、ご当地悪の組織もその分存在している。

いつどの悪の組織が世界征服をするかわからない。
いつヒーローたちに悪の組織を滅ぼされるかわからない。
そんな悪の組織だからこそ「怪人開発部」の仕事は激務だ。
この作品はそんな「怪人開発部」の黒井津さんの日常を描いている作品だ。

ちなみに作中に出てくるご当地ヒーローは実際に存在する(笑)
ご当地ヒーローとコラボしており、ナレーションは特撮ヒーローを演じた
俳優さんが行っており、そういった特撮要素好きのココロをくすぐる要素を
さりげなく取り込んでおり、ニヤニヤさせられる。

主人公である「黒井津さん」はあくまでも助手だ。
実際に怪人を開発している博士という上司がおり、
更にそんな博士よりも上司な幹部たちがいる。彼女は「下っ端」だ。
故に上司の仕事のミスや遅れを押し付けられる。

プレゼン

どちらかというと「悪の組織」という舞台をいかし、
そこでサラリーマンコメディをやっているような感じだ。
上司が10分で考えたようなアイデアを、幹部たちにプレゼンさせられる主人公、
そんな雑なアイデアを強引におしきろうとする主人公と、
幹部たちとの討論が面白い。

悪の組織な幹部たちは意外と「いい上司」であり、
雑な博士のアイデアを強引にプレゼンする主人公をときに褒め、
ときには叱りつつも、彼女の仕事や個性を伸ばしていく。
悪の組織の幹部なのに意外といい上司というギャップがギャグになっており、
それでも悪の組織らしく同じミスは許さない徹底ぶりがこの作品らしさを生んでいる。

企画がよくても上司の一言で企画通りにならないこともある。
そんな「会社」あるあるを悪の組織というフォーマットに詰め込んだ
この作品の1話はしっかりとした芯のあるおもしろさを感じさせた。

総評:理想の上司は悪の幹部!?

全体的に見て1話の段階ではこんな世界ですよーとみせてる感じではあったが、
悪の組織という世界の中で描かれる会社あるある的な日常が
うまくフォーマットになっており、やや出落ち感と1話30分という
尺を使い余している感じは出ているもののクスクスと
笑える日常ギャグアニメに仕上がっている。

ただ会社あるあるなお仕事ネタはこすられたネタであり、
悪の組織という出落ち感のあるネタでどこまでおもしろさを維持できるのか、
メインストーリー的なのも一応あるようで、
まだ互いに招待を知らないヒーローと黒井津さんの関係性がどうなるのか、
色々と気になるところではある。

1話の段階では「あーこういう感じの作品かー」という印象で
それ以上でもそれ以下でもない。
2話以降、マンネリやダレが生まれずにこの作品だからこその
おもしろさが出てくることを期待したい。

個人的な感想:合わないなー…

ギャグアニメは人によって会う合わないがあるが、
1話の段階ではこの作品のギャグは私には合わない。
どうもテンポ感のズレや会話の中で挿入歌を流す演出も
かなり気になってしまい、キャラ同士の会話に集中できない時がある。

演出の弱さも気になるところであり、このあたりは
ギャグアニメ特有の好みの違いによるところが大きいかもしれないが、
2話以降見ていけば慣れたり、この印象が変わってくる可能性もあるため
2話以降に期待したい作品だ。

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  1. 匿名 より:

    アニメでどこまでやるかはさておき原作だとヒーローの出番が激減するわ悪の組織なのに被害者ツラしてヒーロー酷いとか言い出すわやってきて結局それかいとなった