「群青のマグメル」レビュー

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群青のマグメル ファンタジー
群青のマグメル

評価 ☆☆☆☆☆(1点) 全13話

あらすじ 後に聖暦元年とされる年に突如として新大陸が出現。マグメルと名付けられた大陸には未知の資源や刺激、そして未知の危険が待ち受けていた引用- Wikipedia

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制作陣のやる気が感じられない

原作は少年ジャンプ+などで連載中の漫画作品、
もともとは中国の漫画雑誌で連載して居る作品であり、
原作者は中国の方。
監督は伊達勇登、制作はぴえろプラス。

オマージュですから、オマージュ

群青のマグメル1
引用元:©第年秒/翻翻動漫・群青のマグメル製作委員会

1話冒頭、ナレーションベースで世界観が説明される。
簡単に言えば新大陸が突如出現し、
その大陸でとれる未知の資源を求めて探検家が多く誕生した世界だ。
そんな世界観で主人公は探検家を助ける職業についている。

もっと、簡単に言えば「トリコ」のグルメ界だ。
もっと、わかりやすくいえば「ハンターハンター」の暗黒大陸だ。
Wikipediaにもこの2作品が「作者の憧れ」という形で記載されており、
そんな憧れという名のパクリを一切臆さずにやっている。

舞台設定だけでも強いオマージュという名のパクリを感じるのに、
冒頭でモブキャラが「俺がこの探検時代の王になる!」と叫ぶ、
ルフィもびっくりなパクリセリフに笑う所か呆れるしか無い。

主人公のキャラクターデザインもどこかで見たことのあるような
テニスの王子様の主人公のようなデザインであり、
何の特徴もない。
色々な「ジャンプ漫画」から要素やデザインをパクリまくった作品、
そんな印象しか1話は感じない。

ばかみたいなストーリー

群青のマグメル2
引用元:©第年秒/翻翻動漫・群青のマグメル製作委員会

1話から正直、バカみたいなストーリーが展開される。
主人公は探検家を助ける職業についており、
主人公のもとに探検家である兄を助けてほしいと依頼がある。

彼は病弱の少年であり、彼の病気を治すための「エポナの涙」というものを
兄は探検家になって探していたが、行方不明になっている。
危険な生物や植物が大量に生息する「マグメル」に主人公は
わざわざ、病弱な少年と一緒におとずれる。

この時点で意味がわからない。なぜ病弱な少年を一緒に連れて行くのだろうか?
プロの探検家でさえ命を落としかねない場所だ、
あえて病弱な少年を連れて行く意味がまるでない。
結果的に彼は狂った兄に殺されるわ、狂った兄は主人公がぶち殺すわで、
もはや何がしたいのかまるでわからないストーリー展開だ。

何も救いがないうえに面白くない。
アニメにおける大切な1話が意味がわからないストーリー展開と
つまらなさが詰まった1話になってしまっており、
多くの視聴者がこの1話で離れただろうと感じさせる

テンポ

群青のマグメル3
引用元:©第年秒/翻翻動漫・群青のマグメル製作委員会

2話以降もストーリーが面白くなることはない。
基本的に毎話のように事情を抱えた依頼人が来て、その依頼を解決する流れだ。
話は割と予想しやすいものも多く、特に新鮮味や面白みがあるわけではない。
そんなストーリーのテンポも致命的に悪い。

必要のない間の開け方や淡々としたストーリー展開、グダグダとしたテンポと
明らかに「1話の尺」に対してストーリーの内容が足りておらず、
尺が足りないのをごまかすために妙な間をあけたり、
テンポをグダグダにしているのだろう。
1話15分でやれる内容を30分かけてやってるような感覚だ。

本当にプロが作っているのか?と思うほどストーリー構成が悪い。
もう少しキャラを掘り下げるようなエピソードを挟んだり、
日常描写を少し描いてから依頼パートに移るような展開になれば
ここまでグダグダにならなかっただろう。

これが特定の話だけなら我慢できるが、作品全体でグダグダだ。

念能力

群青のマグメル4
引用元:©第年秒/翻翻動漫・群青のマグメル製作委員会

主人公には特殊な能力がある、簡単に言えば念能力だ。
念能力における「具現化系」だけが存在するような世界観で、
想像したものを具現化できる。
主人公が力を行使すると何かよくわからない黒いトゲトゲに光った物体が
集まって「巨大な手」が現れてそれで戦うことができる。

巨大な手を使ってるのかなんなのかよくわからないが、
物を巨大化することもできるようだ。
このあたりの説明がほとんどなく「ふわっ」としか理解できないのも
この作品の欠点であり、主人公以外の能力者も殆ど出てこないため
能力ものバトルとしての面白さは殆ど無い。

能力に関しても本当によくわからず、手を具現化したかと思えば
銃のようなものをいきなり具現化したりと
縛りがあるのか無いのかよくわからない能力だ。

大嫌いな主人公

群青のマグメル5
引用元:©第年秒/翻翻動漫・群青のマグメル製作委員会

主人公とヒロインがどんな関係性なのかはまるで説明されず、
何故一緒に働いてるのか、ヒロインが主人公を「ご主人」と呼ぶのはなぜなのか
そういった基本的な説明を終盤まで一切してくれない。

しかも、この主人公、物凄く説教臭い。
「マグナル」という場所に人類が己の欲望を叶えるために行くことに
嫌悪しているのか、依頼人の悪い部分などを指摘し
上から目線で依頼人に向けていろいろ語る。
これだけならまだ個人の「好み」の問題だ。

しかし5話でこの作品の主人公が決定的に嫌いになる。
主人公はとあるお店の常連だ。
そのお店ではいつも難癖をつけて値引きをさせる。
店主は毎回値引きさせられるためありとあらゆる手段を講じて
彼に難癖をつけさせないようにする。

店の主人が過去に何か主人公に借りがあるならばわかる。
だが、そんな過去は一切ない、店の主人は何も悪いことをしていない。
しかし、毎回ありえないほどの難癖をつけて値引きさせる。
最終的にはわざと店の看板を落として怪我をしたと偽って
強引に値引きさせる始末だ。

これの何が面白いのだろうか?
「主人公のゲスっぷり」を楽しんでほしいというところなのかも知れないが、
ゲスというよりは胸糞すぎる主人公だ。
ここまで主人公のことを「明確に嫌い」に慣れる作品はめったにない。

主人公の能力のことを勝手に教えられ、他人に話せば殺すとまで言われる始末だ
中国の方のセンスではこれが面白いのかも知れないが、
日本人が見ればいじめにしか見えない。

作画

群青のマグメル6
引用元:©第年秒/翻翻動漫・群青のマグメル製作委員会

根本的に作画が悪い、というよりも予算がないのだろう。
あからさまに作画枚数の少なさを感じさせるシーンの数々、
遠いアングルでごまかしたりと低予算で作られていることが
痛いほどわかるシーンばかりでアニメーションとしての面白さがまるで無い

特に戦闘シーンはそれが顕著だ。
主人公は謎の跳躍力やスピードで圧倒して敵に拳を叩き込んだりするが、
その拳を受けて驚くほど敵がぶっ飛び転げ回るさまは
ギャグアニメのツッコミのようにしか見えない。

制作陣のやる気の無さと予算の無さが作画に顕著に合われている。

ぐだぐだ

群青のマグメル9引用元:©第年秒/翻翻動漫・群青のマグメル製作委員会

中盤以降のストーリーも面白くなることはない。
基本的に1話完結で主人公の過去を断片的に描きつつ、依頼人の依頼を叶える。
依頼人が死んだり、休場するべきはずだった人物が死ぬことも多く、
助けられる状況なのに見過ごす主人公の行動は意味がわからない。

ヒロインに可愛らしさはあるものの、主人公は好きになれず、
抑揚のないストーリーを淡々とテンポ悪く描き、内容も面白くない。
この作品はシンプルに話がつまらない。

1話完結でやるほど、この作品の世界観が魅力的なわけでもなく、
1話1話のストーリーが面白いわけでもない。
話を見ていくと「オチ」が読めるような話も多く、
その読んだ通りの展開になる。予想外の展開というのがほとんどない。

終盤になるとようやくヒロインの過去や主人公の過去なども
しっかり描かれるものの、正直遅い。
序盤でやっておくべき話を終盤でやられても今更感が強く、
結局、キャラクターたちにとって重要な話になっても
盛り上がらないまま終わってしまった作品だ。

総評:シンプルにつまらない

群青のマグメル10
引用元:©第年秒/翻翻動漫・群青のマグメル製作委員会

全体的に見て、この作品は一言「つまらない」作品だ。
ジャンプ漫画オールスターのようなパクリ要素の数々はオリジナル性がなく、
1話完結のストーリーは尺稼ぎが目立ち盛り上がりが薄く淡々としている。
この作品の「面白さ」というのが1クール見てもまるで見当たらず、
淡々とひたすら無表情で見おわってしまう作品だ。

この作品で「何がしたかったんだ」と感じる
低予算かつ低クォリティな作画による戦闘シーンは面白みもなく、
調べた所、アニメオリジナルの話や原作からの改変もかなり多いようだ。
それで面白くなるなら良いが、大惨事だ。

この作品で唯一湧き上がった感情は主人公に対する嫌悪くらいで、
その嫌悪のあとはもう何も感じない。
せめてもう少しテンポよく描けば違った部分もあったのかも知れないが、
最後の最後までグダグダで、制作陣のやる気を一切感じない作品だった。

こういった作品になるならば作らないほうが良い。
もしかしたら視聴者側が知る由もない何らかの事情があって
原作改変やアニオリでこんな有様になってしまったのかも知れないが、
それでもアニメ制作のプロならば自身も「面白い」と思えるものを作るべきだ。

制作陣がこの作品を「面白くしよう」としていない。
そんな制作陣の怠惰な感情が溢れ出ているような作品だった。

個人的な感想:久しぶりに

群青のマグメル12
引用元:©第年秒/翻翻動漫・群青のマグメル製作委員会

ネタにもならないほどつまらない作品に久しぶりに出会ってしまった。
本当に面白くない、どう評価しようもない作品だった。
もう少しどうにかならなかったのか、
どうにもできずにこんな有様になってしまったのか、なんとも度し難い作品だ

2019年、この作品より下回る作品ができないことを祈りたい。

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