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「失格紋の最強賢者 第1話 最強賢者、現る。 」レビュー

1.0
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評価 ★☆☆☆☆(17点)

TVアニメ『失格紋の最強賢者』第1弾PV

あらすじ とある世界に魔法戦闘を極め、賢者とまで呼ばれた者がいた。賢者ことガイアスは最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法や戦術を研究し尽くしたが、まだ倒せない強い敵はいると感じ、最終的に導き出された結論は「自分の紋章は魔法戦闘に向かない」という、あまりにも残酷なものであった。引用- Wikipedia

ファストアニメ

原作は小説家になろうで連載している小説作品。
監督は秋田谷典昭、制作はJ.C.STAFF

才能がないなら転生すればいいじゃない

冒頭、強そうな主人公が己の「才能」についてぼやく。
彼いわく、この世界では「紋章」によって魔法使いとしての
実力差があるらしく、
主人公が持っている「第一紋」は生産に特化したもので
本来は攻撃魔法に使うものではない。

生まれ持った紋章によって「限界」が決まっている。才能だ。
そんな世界の中で主人公はあっさりと「転生」する(笑)
まるでガチャの引き直しのごとく驚くほどあっさりした転生により、
主人公は欲しかった「第4紋」も手に入れてるところから物語が始まる。

この1話の冒頭から異様なまでにテンポが早い。
前世の主人公の姿が描かれていたかと思えば次のシーンでは
すでに転生して12歳の姿になっている。

調べた所、1話でコミカライズの3巻分、ライトノベル1巻分の話を勧めている(笑)
とんでもないスピードで物語を進めてしまっているせいで
細かい設定がよくわからないものの、
こまけぇーことはどうでもいいんだよと言わんとしてるがごとく、
超スピードで物語をガンガン進めている。

別に2倍速でみていないのに、2倍速で見てるかのような
そんな感覚になるような作品だ。
実際に2倍速で見たらわけががわからなくなるだろう。
台詞のしゃべる速度もやや早口気味であり場面転換もものすごく早い。

1話の段階で成長限界を感じた賢者が転生し、12歳まで成長しし、
王都に上京する道中で襲ってきた魔物を倒したかと思えば、
たまたま入った武器屋で困っていた女の子のためにものすごい魔剣を作る。
ここまでの流れをわずか8分たらずでやってのける(笑)

もはや「あらすじ」をなぞってるだけ、
一時期話題になった「ファスト映画」みたいなことを
公式でやってるような状態だ(苦笑)
最低限の話のあらすじだけでストーリーを進めているような印象だ。
ある意味で現代的なストーリー構成とも言えなくはない。

普通のアニメなら下手したら3話かけるような話を
1話の尺におしこめているようなそんな印象だ。

俺なんかやっちゃいましたか?

ただ内容としては「よくあるなろう」でしかない。
魔剣作りでも「普通に魔剣を作っただけだが?」とイキり、
実際に出来上がったのはとんでもない魔剣だ。
学園に通うための入学試験が始まったかと思えばそこでもイキりまくる。

主人公の紋章は主人公の前世とは違い、
この時代では「失格紋」と呼ばれるものだ。
だからこそ彼の紋章を見て周囲は彼を舐める。
だが、主人公はそんな周囲の視線とは裏腹にとんでもない魔法を使い、
周囲がおそれおののく。

いつものなろうである。
もうそれ以上でもそれ以下でもなく目新しい要素はない。
ヒロインに関してもどこかでみたことのあるような
「チョロすぎる」ヒロインでしかなく、特に魅力はない。

そもそも、なぜ「学園」に通おうとしているのかも謎であり、
話をカットしすぎたせいで細かい部分がよくわからず、
話の流れについていけない。

どこかでみたことのあるようなテンプレート的ななろう設定でも、
しっかりと見せれば面白そうな部分すら、
激烈なテンポで物語を進めてしまうために台無しだ。

1話の段階で成長限界を感じた賢者が転生し、12歳まで成長しし、
王都に上京する道中で襲ってきた魔物を倒したかと思えば、
たまたま入った武器屋で困っていた女の子のためにものすごい魔剣を作り、
入学試験を通過し、無詠唱魔法をみんなに教えることになり、
学園に入学して一ヶ月がたち、いきなり他校との試合が始まり、
対戦相手が魔族だったことが発覚し、そんな魔族を倒す。

もはや原作を読んでいなくとも原作をカットしすぎていることが
見ていて分かってしまうほど、カットしすぎだ。
1クールで「原作のここまですすめる」というのが決まっているのかも知れないが、
ちょっとありえないほどのテンポで進むストーリーについていけない作品だった。

総評:3倍界王拳みたいなアニメ

全体的に1話でコミカライズの3巻分をすすめるという
とんでもないストーリー構成になっているせいで細かい部分がよくわからず、
主人公はなぜ学園に通おうと思ったのかなど
話しが進めば進むほど話についていけなくなる1話だ。
作画のクォリティもギリギリであり、戦闘シーンは多いものの、

戦闘シーンの盛り上がりは作画のクォリティのせいもあってかなり薄い。
恐ろしくレベルの低い演出やエフェクト、
遠いアングルで作画を誤魔化し、短い戦闘シーンで一瞬でケリがつく。
ストーリー展開の速さも相まって面白みは薄い。

ありきたりな「なろう」の話でしかないのはわかるが、
それでももう少し丁寧に話を見せてほしいと思ってしまうほどの
テンポで進むストーリーは流石に厳しいものがある。
常に2倍速でときおり話が急に飛ぶようなアニメを見たいと
思う人がどれだけいるのだろうか。

このテンポで2話以降も描かれるならちょっと色々と厳しい作品かもしれない…

個人的な感想:最初こそ..

転生していきなり12歳になったあたりは
「すごいサクサクすすむなー」とのんきにみていたのだが、
中盤あたりから「ちょっとまてぇ」と一時停止したくなるほどの
話の進み方をしており、原作を読んでいないせいもあって
話についていくのが必死な気持ちが生まれてしまう。

まるでうさぎとかめのカメである。
この作品という名のうさぎがどんどんと先に進み、
我々視聴者という名のカメはおいてけぼりだ。

導入部分だけがこのテンポであることを切に願いたい1話だった

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出演声優 玉城仁菜, 鈴代紗弓, 白石晴香

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  1. 名無し より:

    日本三大クソアニメ

  2. より:

    ごみ

  3. より:

    ごみすぎわろた

  4. 名無し より:

    日本三大クソアニメ!

  5. より:

    1話は原作と比較して3倍界王拳どころか20倍界王拳。
    3話以降、コミックと同じ3倍界王拳の速度に戻ったかな。
    ちなみに、これ原作挿絵もコミックもそうなんだけど、ヒロインのキャラデザが地味なのが致命的。
    元々そういう致命的な欠陥あるのに、何故アニメ化したし。
    地味なのにキラキラ演出させても的な。
    アニメに至っては、コミックよりもさらに、ドラゴン娘のキャラデザがヒロインよりも良いためにもう何がなんだか

  6. 文帝 より:

    言うまでもなく駄作の中の駄作。無自覚系とかいう虚無オブ虚無のジャンルを確立させ、勘違いしたなろう作家(笑)たちが真似てより粗悪なものを生み出させた諸悪の元凶。