「アサシンズプライド」レビュー

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ファンタジー
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評価 ☆☆☆☆☆(2点) 全12話

あらすじ この世は太陽や月がなく、自然の光が伝説として語り継がれている暗闇の世界。引用- Wikipedia

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開始20分であっさり捨て去るプライド

原作はライトノベルな本作品。
監督は相浦和也、制作はEMTスクエアード。
なお相浦和也氏は元々は演出家であり、本作品が初監督。
そういう作品は総じて駄作になるジンクスが私の中にはある。

いきなり


引用元:©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

1話早々に何の説明もなしに主人公と思われる人物が
真っ暗な部屋の中で敵と戦っている。彼らが何者で、今どういう状況なのか、
まるでわからない中で特に印象の残らない戦闘シーンを繰り広げられても、
インパクトもなにもない。

そしてあからさまな説明セリフが始まる。
「ガラスの筒」で街ごとをつないでいるようで、日差しのない暗闇の世界であり、
「ランタンの世界フランドール」と呼ばれている。
外の世界には「ランカンスロープ」と呼ばれる化け物が潜んでいるらしい。

とある街に主人公が汽車で降り立った瞬間に
「頭の良さそうな匂い」というセリフを吐く。
世界観もふわっとしており、主人公のセリフも理解不能だ。
「頭の良さそうな匂い」というのが一体全体どういう匂いなのか想像もできない。
東大の赤門のような匂いなのだろうか。

くどい


引用元:©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

主人公は「家庭教師」として、
ヒロインが住む屋敷に訪れるところから話が始まる。
そんなヒロインはなぜか二階のベランダの柵の上に立っており、
主人公を見つけ慌ててしまい落下する。もはや予知できる展開だ。
主人公がそれをお姫様抱っこでキャッチする。

そんな誰もが予想できすぎるシーンをこの作品はわざわざ、
「スロー」の演出を使って時間たっぷりに見せつけてくれる。
まるで「飛行石」を使って空から落ちてくるシータのようなスローっぷりだ、
ヒロインもヒロインで受け止められた後に「ゆぅ~っくり」とセリフを喋りだす。

くどすぎる演出にやや胸焼けしてしまう。
そんな大したことのないシーンをどうでもいい演出で見せてくる。
やたら間を取る演出の数々が本当に多く、いちいち見てる側のテンポを崩してくる。
この作品が「初監督作品」であることが一話の六分ほどで
ひしひしと画面から伝わってきてしまう。

無駄に「一人称視点」のカメラワークをいきなりいれてきたりと、
余計かつ自己満足的な演出が目立つ。
その演出がやりたいだけで、
アニメーションとしての面白さにまるでつながっていない。

ベタな少女漫画


引用元:©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

冒頭の主人公がヒロインをお姫様抱っこするシーンもそうだが、
どこかこの作品は「少女漫画」を彷彿とさせる要素が多い。
ヒロインはこの世界の貴族は「マナ」と呼ばれるものを持っている。
マナを駆使すすることで身体能力の向上などを行うことができる。

そんな貴族が持っているはずの「マナ」を貴族であるヒロインは持っていない。
そのせいでクラスメイトからは「いじめ」のような扱いを受けており、
「無能才女」と烙印を押され、嘲笑されている。
少女漫画で見たことのあるようなヒロインがいじめられる構図だ。

登場する女性キャラの多くは「感情的」にセリフを言い放つ。
ラノベ原作よりも「ちゃお」原作ですと言われたほうが納得できるほどだ。
手のひらにひざまづいてキスしたり、いじわるなメイド長が居たり。

主人公はそんなヒロインの才覚を確認し、もし才能がないならば
「暗殺」する役目を負っている。
無駄な努力を断ち切り、見るに堪えない日々を送っているヒロインを救う。
それが暗殺者の慈悲とやららしく「アサシンズプライド」らしい。

プライドはどこへいった?


引用元:©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

しかし、ご丁寧にアサシンズプライドとやらを説明した割には
ヒロインが才能のない中でも足掻こうとする姿に絆される。

ヒロインが話の通じなさそうな「ランカンスロープ」と戦っていた所、
彼女は「髪」を切られそうになる。
そんな相手に対し「やめて!髪に触らないで!」と言い放つ。
もはや敵ではなくこっそり見ていた主人公のことに気づき、
彼に向けて言っているかのような説明口調だ。

彼女のセリフは意味不明だ。髪を切られそうになると
「それはお母様の形見なの!これを無くしたらお母様を思い出せなくなっちゃう!」と叫ぶ。これを理解できる人がいるのだろうか(苦笑)

彼女が切られそうになってるのは長い金色の髪だ。
もし、ここで「ランカンスロープ」が髪を切ったとしても生えてくる。
毛根まで燃やし尽くされるようならば別だが、
ご丁寧に敵は「ハサミ」で切ろうとしている、
「ランカンスロープ」とはなんのだろうか、謎でしか無い。

しかも、無くしたら「思い出せなくなっちゃう」らしいのも謎だ。
切られたところで思い出せなくなるような母親の記憶など
どうでもいいのではないだろうかとすら思ってしまう。

そんな可愛そうなヒロインの姿を見て、主人公は
タイトルにもなってるアサシンズプライドを捨て去って彼女を助ける。
あまりにも安上がりなプライドだ。

そんな安いプライドを捨て去ってヒロインに口移しで謎の薬を飲ませると、
ヒロインはあっさりと「マナ」に目覚める。
そんな薬があるならヒロインがボコボコにされる前に飲ませておけよと
思わずツッコミたくなる。

ヒロインに対して主人公が肩入れするほどの理由付けがあまりにも弱い。
金髪で貧乳で美少女なヒロインがいじめられてるところを
見て興奮でもしたのだろうか、とんだサディストロリコン野郎である。

見返すのだ


引用元:©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

力を得たヒロインが何をするか。もはや、此処までのレビューを見れば
多くの人が「こうなるんでしょ?」と予想できるはずだ。
その予想通りに魅せてくれる。そこには何の予想外の要素もなく、
視聴者が想像し得る範囲のストーリーが描かれる。

見返すことだ。ヒロインを今までいじめ、
蔑んでいた同級生を試合でボコボコにする。
「マナ」を使えるようになったことも秘密にし、
試合で不意打ちのように見せつける。

相手の大技を敢えて食らったように見せかけてまた不意打ち、
武器を落としてしまっても遠距離攻撃で不意打ち。
とんだ不意打ち好きだ。

ヒロインが得たばかりの力を使いこなすための
修行シーンのようなものがあって、
いざ試合に挑むならまだ盛り上がる展開も生まれたかもしれないが、
「獲得したマナ」を主人公とともに修行するシーンはまるまるカットされてるため、
特に盛り上がるわけでもない。

いじめられていたヒロインがいじめっ子を見返すという
予定調和すぎるストーリー展開を淡々と見せられても何の新鮮味もなく、
戦闘シーンは演出が派手なだけで特に面白みがあるわけでもない。

唯一見どころがあるとすれば佐倉綾音さん演じる「いじめっ子」の
演技くらいだが、この「いじめっ子」も散々彼女をいじめていたのに
負けたらあっさり改心する。

長いものには巻かれろというのが彼女の主義なのだろうか?
少女漫画特有の「いじめられていた子といじめっ子」が仲良くなる
あるある的な展開ではあるものの、あまりにも改心が早すぎて
なにか裏があるのではと疑ってしまうほどだ。

ダイジェスト


引用元:©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

マナの覚醒といい、試合といい、改心といい、色々な展開が唐突だ。
本来は原作では説明されてるであろう部分がない。
主人公が持っていた薬でなぜ覚醒できたのか、試合のルールは?
とツッコミだしたらきりがない。

この作品は結果しか見せてない。
この作品の設定を「説明する」ということをせずに、
ストーリーの流れだけを見せており、深いキャラ描写や世界観や
設定がしっかりと分かるような描写が尽く省かれてしまっているせいで、
唐突に何かが起こって唐突に終わるの繰り返しだ。

原作を読んでる人ならばついていけるのかもしれないが、
原作を読んでいない人にとっては明らかに説明不足であり描写不足だ。
無駄にテンポの良いストーリー構成を無駄に間の開けた演出で見せている。
ストーリー構成と演出がちぐはぐで、本来はあるはずのこの作品の面白さを
まるで出せていない。

話の展開は早いのに、妙にテンポが悪い。
姉妹校との試合の前の数日、同じチームで練習するのだが、
その練習をカットするのではなくダイジェストで見せる、
カットしようがダイジェストしようがきちんと描かれてるのには変わりなく、
ならカットのほうがマシだと感じてしまう、無駄な尺の使い方だ。

設定過多


引用元:©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

話が進めば進むほど盛りだくさんな「設定」に胸焼けしてしまう。
例えば主人公、彼は暗殺者であり、
ヒロインの家庭教師であり従者でありハーフヴァンパイアだ。
ちなみにヴァンパイア化すると白髪になるおまけ付き。

どれだけ主人公の設定を盛り込めば気が済むのかと思うほど盛り込んでる。
これを丁寧なストーリー展開で丁寧に見せるならまだいいが、
この作品は丁寧とは真逆の雑なストーリー展開のせいで、
雑に見せてしまっているため、ただの設定過多な主人公になってしまっている。

世界観の設定にしても「ランカンスロープ」というのが街の外にいるらしいのだが、
彼らの前に現れるのは操られた雑魚みたいなランカンスロープだったり、
ハーフだったりで、街の外にいるはずの「ランカンスロープ」を
どうにかするような話でもなければ、街の外から襲ってくるわけでもない。

人間たちはそんな自分たちの居住地をガラスで覆い尽くさないといけないほどの
驚異は無視して学院で騎士を育てて、他校と試合をしたり、
人間同士の争いばかりだ。
「ランタンの世界フランドール」という世界観を全くいかせていない。

そんなことは置いておいて貴族同士のどうでもいい威厳やプライドのための
いざこざに振り回されるヒロインが主人公の助けを得て、
自分をバカにしてきたクラスメイトや父親を見返していく
そんなストーリー展開になっている。

印象に残らないキャラクターたち


引用元:©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

話が進むとキャラクターが追加されていくが、ほとんどが印象に残らない。
メインの6人位以外のキャラも多く出てるはずなのに、
名前が一切頭に入らず、そのキャラがどんなキャラなのかという印象も残らない。
原作なら彼女たちの活躍もきちんと描写されてるのだろう。

だが、原作を読まずとも明らかに「あ、カットされてるな」と
わかるストーリー構成になってしまっているせいで、
キャラクターが出てきても、そのキャラを印象づけるストーリーがない。
世界観や設定の描写もしなければキャラクターもきちんと描写しない。
この作品で何を描きたいのだろうかと疑問を感じてしまう。

キャラクターの行動理由がいまいち飲み込めず、
そもそもいま出ているキャラはどこの誰なのかすら理解しきれない。
キャラクターデザインは可愛いが、それだけだ。
表面上の可愛さしか伝わらない。

キャラクターは多いが、多いだけだ。

バカなの?


引用元:©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

6話で急にキャラクター同士が仲が良くなったような感覚になる。
メインキャラクター同士の関係性が1話前よりも明らかに仲良くなっており、
パジャマパーティーをしだしたりする。

そこまでいつ仲良くなったの?と思うような違和感だ。
5話まではギスギスシた雰囲気が漂っていたのに意味がわからない。
カットしすぎた弊害が話を進めば進むほど出てきてしまっており、
キャラクターの関係性の変化にまるでついていけない。
カットするだけならまだいい、だが、この作品は馬鹿げたことをしている。

ヒロインは1年制だ。5話までは1年のときの姉妹校戦を描いている。
だが調べた所6話のエピソードは原作では「2年」のときのエピソードだ。
なぜか、わざわざ1年後のエピソードを6話に持ってきて日常回を描いている。
バカなのだろうか?

メインキャラ同士の関係性も変化しているのは当たり前だ。
なにせ1年も経っている、色々なことがあったのだろう。
だが、そんなことは見ている側には分からない。
急に何故か彼女たちが仲良くなったようにしか見えず違和感しか覚えない。
製作者側が「視聴者」をきちんと意識していないことが伝わってきてしまう。

正直言って意味がわからない。雑なストーリー構成でカットの連続で
ストーリーを進行してきたのに、そこでわざわざ1年後のエピソードを
いきなり打ち込む理由も意味がわからず、正気の沙汰ではない。

5話のCパートから6話のAパートに自然にストーリーが繋がっていない。

作画


引用元:©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

序盤こそ作画の質は良かったのだが、話が進めば進むほど作画の質が悪くなる。
あからさまに作画崩壊するということはないものの、
1話の質感はどこへいった?と思うほど作画の質がどんどんと悪くなる。
明らかに制作側のやる気がどんどんなくなっているのを感じる。

特に戦闘シーンに関しては作画枚数の少なさをごまかすようなシーンや、
殆ど動かずに演出だよりのシーンばかりだ。
本来は戦闘シーンの迫力を出すための「演出」だが、
この作品の場合は、戦闘シーンをごまかすための演出だ。
見応えなんてあったものではない。

そもそも戦闘シーン自体も露骨にカットしている。
明らかに原作にはここで戦闘シーンがきちんとあるのだろうと
思われる所もばっさりカットしているのが原作を読まずともわかる。
戦闘シーンをきちんと描くことすら放棄している。

終盤の戦闘シーンは本当にひどい。
明らかに作画枚数が減っており、下手したらギャグにすら見える戦闘シーンだ。

DNA鑑定


引用元:©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

終盤はヒロインの「DNA」が周囲に疑われるようになる。
彼女は無能才女としてマナにも覚醒していなかったが、
急に覚醒したため怪しまれて当然だ。
貴族たちは自信の貴族としての尊厳を守るためにも彼女の真意を探り、
終盤には裁判のようなものが行われる。

丁寧に描けば面白そうなストーリーだ。だが、この作品はここまでの
レビューを読んでいただければおわかりいただけるように丁寧なんて言葉は
ゴミ箱に捨て去ってしまっている。

雑に裁判を展開し、雑に同級生とヒロインを戦わせたと思ったら、
雑に裁判がいきなり終わり、雑に敵が出てきて、雑にさっきまで
敵対してた同級生とヒロインが一緒に戦いだす。
謎の敵は主人公がいきなり現れて退治して、逃げた敵は黒幕に殺されて、
ヒロインは父親に少し認められて終わる。

これがたった1話で描かれる(苦笑)
「ヒロインが父親に認められる」という1クールの締めとしては素晴らしい
ポイントで、きちんと描けば涙腺を刺激されたであろうシーンを
この作品は見事に台無しにして終わってくれる。

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総評:致命的すぎるストーリー構成


引用元:©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

全体的に見てひどい作品だ。
内容自体はありがちな学園魔法ファンタジー+少女漫画的環境とキャラという
ありがちな要素とありがちな要素を足したような作品ではあるものの、
この作品が原作で描こうとしている「要素」ややりたいことは見てて伝わる。

だが、それが伝わるだけにアニメにおける露骨なカットの嵐は
もはや残念という言葉では足りないほどだ。
原作を読んでいなくても明らかに「カットされている」と違和感を感じる
ストーリー構成は1話1話しっかり見たはずなのに、
その話がどういう話なのかを噛み砕いて他人に説明しづらい。

本来は結果に至るまでの流れがあるはずなのに、
その流れを細切れにしか描かずに重要な部分だけを見せており、
ときには重要な部分すらもカットしているのだろう。
だからアニメを見ているだけだと理解しきれない作品に仕上がってしまっている。

序盤こそ演出家畑の監督にありがちな自己満足全開の演出が気になったものの、
中盤以降はそんな演出すらもカットをごまかすために使われてしまっており、
まるで盛り上がらない演出が派手なだけの戦闘シーンには何の面白みもない。

本来、原作にはあるはずの面白さが100だとすれば
この作品は10も出せていないのだろう。
そう感じてしまうほどシンプルに「出来が悪い」作品だった。

個人的な感想:気になる要素は多い


引用元:©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

主人公の設定過多な部分や使いこなせていない感じの世界観設定、
少女漫画的ないじめっ子など気になる部分は多く、
原作からのツッコミどころのようなものはあるのだろう。

だが、そんなことよりもひどすぎるストーリー構成のせいで
作品全体が原作を呼んでない人をまるで対象としてないものになってしまっている。
この作品がOVAや原作の特典につくようなアニメならともかく、
地上波でやるアニメで「原作を読んでいない人」を配慮しないような
ストーリー構成は頭がおかしいとしか思えないような出来栄えだ。

監督や脚本家、ストーリー構成の方からすれば
原作を読んでるのだから理解できるのだろう。
だが、それを原作を見ていない人にアニメーションとして「伝える」
ということが出来ていない。もはやアニメ製作者として根本的な部分の欠落だ。

調べた所原作の5巻くらいまでアニメ化しているようだ。
単純に詰め込みすぎだ。しかもよくわからないのが、
1話~3話は1巻の内容、4~5話は2巻、6話は短編集、
7話~9話は5巻の内容、10~12話は3巻の内容と
この時点でどんだけぶっ飛んだストーリー構成をシてるんだとツッコミたくなる。

4巻の内容はどこへ言ったのだろうか(苦笑)
3巻までの内容を1クール賭けて丁寧に描けば印象は違ったかもしれないだけに、
わかりやすいアニメ化失敗作品だったと言えるかもしれない。

コメント

  1. ななし より:

    「飛ばした部分は後になって描写する為に敢えて飛ばしたもの」と信じて見続けたのに,結果的に私は何も分からなかった…
    最後にはクーファの行動原理を理解し,メリダの魅力に酔いしれられるものと思っていたが,クーファの過去との繋がりは「?」で,メリダはただクーファの助力を受けて見返すという流れだけが分かった程度.(一心に目標に向かうことだけは分かったが,クーファに恋心を抱く動機が心理描写の薄いお姫様抱っこくらいしかないのがワケワカメ.)明確に心理描写を感じられたのは,「お姉ちゃん」と親しんでいたメリダを差し置いて次期当主に引っ張り上げようとされている自身の現状に葛藤するエリーゼ程度だった.ロゼッティの故郷でのエピソードは話の流れが分かりやすかった一方,メリダ・クーファ・ロゼッティの関係性を映し出しているようで映し出せていないのを逆に際立たせる結果となる.
    本当に描写されていない部分で本筋が面白そうなのに,「何を表現したかったのか」を潰した状態で見せられている印象だった.「放送の総尺」や「描き出すエピソード」の割り振り如何に関わらず,もう少しやりようがあったのではないかと思う.(パジャマシーンからのサービス回はせめて終盤の御褒美でも良かっただろう.キャラクター相互間の関係性がより「?」になってしまった.)
    楠木ともりさん,デビュー以来出る先出る先で自身の見せ場を台無しにされているような気がして不憫に思う.