怪獣娘と言う設定を活かしきれていない「怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~」レビュー

2017年2月13日

評価★★☆☆☆(33点)全12話

あらすじ 人類と怪獣との長い戦いは終結し、平和が訪れた。そんな時代に、怪獣の魂を宿し、怪獣の姿に変身できる少女“怪獣娘”たちが現れる引用 – Wikipedia


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怪獣娘と言う設定を活かしきれていない

本作品は円谷プロダクションのウルトラ怪獣擬人化計画という企画で
制作されたアニメ作品、1話5分ほどの短編アニメ。
監督は芦名みのる、制作はスタジオぷYUKAI

見出して感じるのは可愛らしいキャラクターだ。
3頭身、いわゆるSDキャラであり、
やや色合いの濃いキャラクターではあるものの、
ちょろちょろと動き回る感じが非常に可愛らしい。

ストーリーはかなり唐突だ。
何の説明もなく「怪獣」の魂を受け継ぐ女子高生が集まり、
そんな彼女たちの日常を描いている。
この「ウルトラ怪獣擬人化計画」という企画を知っていれば
すんなり1話からストーリーを楽しめるかもしれないが、
基本設定があまり描写されないため、やや置いてけぼりを食らう。

ゼットン、ピグモン、エレキング、ゴモラなど
有名な怪獣が擬人化して現れるが、
有名所ならばその特色と活かしたキャラクター性と
変身したときの可愛らしさに萌えられる

しかし、あまり有名ではない、
もしくはウルトラマンの怪獣を知らない人にとっては馴染みにくい怪獣も多い。
いわゆる元ネタの怪獣の話や設定を知っているからこそ楽しめる部分もあり、
1話5分だからこそあまり掘り下げず、表面的なキャラクター描写が多い。

変身するときに何故かリアル等身のキャラクターで描かれるのだが、
こういう普通の時はSDで特別なときにリアル等身という場合は、
セクシー描写が割りとつきものだが、円谷プロダクション公式な作品なだけに
「へそだし」くらしのセクシー要素でしかない。
メインの3人中3人がへそ出しスタイルという一辺倒なデザインも
ちょっと残念な所だ。

日常描写も起伏が薄く、1話1話が物凄く長く感じる。
キャラクターの可愛らしさをゆっくりと味わうという意味では、
このゆるいテンポはちょうどいいとも言えるのだが、
「別に怪獣娘でなくても描ける」ストーリーが非常に多く、
せっかく怪獣娘に変身できる女の子という設定を活かしきれていない。

これで悪いことをする怪獣が毎話現れて倒すみたいな流れならば、
色々な怪獣を紹介し、色々な怪獣娘が毎話出てくる楽しみが生まれるが、
悪い事をする怪獣娘がほぼ居ない。
そのせいで基本的に話が怪獣娘という設定の必要性を感じない話が多く、
変身する必要性のないのに変身してるシーンも多い。

せっかく力の制御のできない怪獣娘とその力を制御するための
変身するアイテムとしての「ソウルライド」というアイテムが有るのに、
それを活かせていない。
一応、「シャドウ」と呼ばれる敵の存在も居るのだが、終盤しか出てこない。

全体的に見て怪獣娘のキャラクターは非常に可愛らしいのだが、
その可愛らしらがストーリーや設定の中で活かしきれておらず、
バトルシーンもほとんどなく、申し訳ない程度に設定を活かしきれておらず、
結局何がしたかったかわからない。

怪獣娘の日常を描きたいならシャドウという設定はいらない、
戦闘シーンを描きたいならもっと早い段階でシャドウを出すべきだ。
これで2期が決まっているならば、2期前提の作り方と理解できるが、
特にそういった情報もなく、1クール全12話というストーリーを
うまく構成できていない。

1話や序盤の期待感は高かったのだが、色々と残念な作品だ。
キャラクター自体は可愛いため、
キャラが気に入ればそこそこは楽しめるかもしれない。

個人的にはゼットンが可愛かったのでなんとか楽しめたが、
来週くらいには見た内容とキャラの名前も
すっかりと忘れていそうだ。

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