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【極上の映画体験】7月に見た個人的アニメランキング【近況報告vol21】

アニメコラム
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某所では40度を超える気温を記録し、もう地球温暖化どころか
地球沸騰化な現状で8月に突入してしまいました。
まだまだ夏もこれから、夏休み中の方も多いかもしれませんね。
あ、ご挨拶が遅れました。笠希々です。

毎月恒例の振り返り記事になります。

7月

7月はレビュー数としては11作品でした。
6月が17作品だったので一気に減っちゃいましたね。
ちょっと仕事のペースが乱れることが多く、月末までペースを取り戻せず、
結果的に11作品という少なめな投稿数になってしまいました。
新作映画が2本あり、特に鬼滅の刃など重めの作品も多かったからかもしれません。

7月は意図的にオリジナルアニメなどを見るようにしていた部分もありまして、
原作のない作品だからこそのオリジナルアニメたちの面白さや
挑戦心に浸ることができた月でした。
特に今年はオリジナルアニメも多いので、そういった作品を
8月も優先的に見てい行きたいと思っています。

また楽天PLAYさんに案件をいただきまして、
ただいま期間限定でアニメレビューのリクエストを受け付けています。
詳細はこちらをご覧ください。
https://x.com/animekannsou/status/1949110679761494363

8月は夏休みということもありますので15作品を目指しつつ、
リクエストにも答えながらレビューをやっていきますので、
皆さんよろしくお願いします。

そんなわけで7月に見た振り返りランキングやっていきましょう。

11位 Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。

指パッチン太郎「Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。」レビュー
評価 ☆☆☆☆☆(8点) 全25話あらすじ 「抜けさせてもらう!」―― 赤魔道士のユークはそう啖呵を切って、5年間在籍したAランクのパーティ「サンダーパイク」を離脱した。彼は、他のメンバーから過小評価、否、バカにされていたことに耐えきれず、...

シンプルに気持ち悪い作品でした。
主人公は自分のことをきちんと評価してくれない幼馴染パーティーから脱退します。
そうかとおもえばかつての教え子の3人に出会い、
彼女たちとパーティーを組むことになります。

この3人はキャバ嬢でしかありません。
主人公のことを褒めて気持ちよくする。
そのためだけのキャラでしか無く、ヒロインですらない。
なにせ主人公についていくだけで装備もブランド品をゲットし、
冒険者としてのランクも上がっていきます。全て主人公のおかげです。

話が進むとキャバ嬢も増えていくのですが、
主人公は事あるごとに頭を撫で、指パッチンをしてかっこつけるもののかっこ悪く、
いわゆるハーレム状態なヒロインたちをどうするのかと思えば、結婚します。

この結婚も好きだから結婚するというストレートな理由ならいいのですが、
「男尊女卑」の激しい国に行くから、ヒロインたちを守るために
主人公の「所有物」としておかないといけないという
言い訳じみたものが非常に気持ち悪く、所有物と言われて
喜ぶキャバ嬢たちには魂もなければ血も通っていません。

キスするにしたって「主人公がもってる抗体を移すため」という
言い訳が準備されており、結婚にしろキスにしろ、
この言い訳じみた展開が童貞臭い気持ち悪さを生んでいました。

10位 LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族

腐った半熟卵「LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族」レビュー
評価 ★☆☆☆☆(18点) 全93分あらすじ ルパン三世とその仲間達は、これまで自分達に刺客を送り続けてきた黒幕の正体と隠された財宝を追い求めて、バミューダ海域にある「世界地図に存在しない島」に向かうが、島に近づいたところで飛行機が撃墜され...

小池ルパンシリーズ最新作にして、おそらく最後の作品でした。
まちにまった小池ルパンシリーズ、ハードボイルドなルパンを
描いているこのシリーズは本当に素晴らしい出来栄えでした。
しかし、なぜか最後の作品だけは本当にひどい出来栄えでした。

地図にない島に訪れたルパン達の前に現れたのは
ゾンビのような奴ら、得の掘り下げもなく、死んだかどうかも
よくわからない敵キャラが大量に出てきて適当に戦います。
これまでの小池ルパンシリーズのような敵の魅力が一切なく、
ボスである「ムオム」はこの作品を象徴するかのようなつまらない敵でした。

不死身の敵で殺しても死なないという設定自体は面白いのですが、
何をやっても死なないうえに、特にかっこいいキャラでもないのに
無駄に強く、そんな不死身の敵を倒す手段も拍子抜けでした。
CGの違和感もとんでもなく、複製人間につながるような
ストーリーにしたかったのはわかるのですが、過去の小池ルパンとは
比較にならないほど面白みに欠ける作品でした。

9位 GUILTY GEAR STRIVE: DUAL RULERS

チグハグ紙芝居フルCGアニメ「GUILTY GEAR STRIVE: DUAL RULERS」レビュー
評価 ★★☆☆☆(28点) 全8話あらすじ 隆盛を極めた科学技術が衰退し、法力という新たなエネルギーが動かす時代。人類は、禁断の生体兵器「ギア」を 生み出した。生まれてきたギア達は、やがて人類に反乱を起こすこととなる 引用- Wikiped...

格闘ゲーム原作アニメは失敗する、そんなジンクスがある中での
大人気ゲームのアニメ化でした。
しかしながら、そのジンクスを打ち破ることはできなかったようです。

ストーリー的には悪くないと思います、
原作ゲームをやってる前提の物語ではありますが、
割り切った作りになっており、登場するキャラクターもそこまで多くない。
主人公であるシンの成長物語だけを見れば
決して悪い出来栄えではありません。

しかし、肝心のアニメーションが意味不明なことをしており、
フルCGで描かれているのに止め絵を連発する戦闘シーンも多く、
予算の問題なのかなんなのかわかりませんが、
フルCGなのに紙芝居になっているという意味不明なシーンばかりでした。

色々と引っかかる部分も多く、もう少しうまくできたのでは…と
感じてしまう作品でした。

8位 謎解きはディナーのあとで

京都人もびっくりな薄味ディナー 「謎解きはディナーのあとで」レビュー
評価 ★★☆☆☆(20点) 全12話あらすじ 国立署に勤める新米刑事・宝生麗子は、実は世界的な大企業“宝生グループ”の御令嬢。この事実は警察の上層部でも一部のみが知る秘密だ。 引用- Wikipedia

原作は本屋さん大賞に選ばれたり、10年ほど前にドラマ化もされており、
人気な作品です。そんな作品をノイタミナ枠でアニメ化したのが
本作品なわけですが、薄味も薄味で驚きました。

ミステリーの部分は後出しの情報が多く、
重要な証拠をちらっとしか見せなかったり、犯人が発覚するときに
「誰?」となってしまう人物だったりと、ミステリーとしての面白さは
非常に薄く、サスペンスとしての緊迫感もかなり薄めです。

お嬢様なのに警察をやっている主人公とハイテンションで無能な上司、
この夫婦漫才を繰り広げたあとに推理職のある執事が
「お嬢様はアホでいらっしゃいますか?」と毒舌を吐き、推理を披露する。
それがテンプレートになっておりコメディとして楽しむ作品です。

そういう作品なのはわかるのですが作画も悪く、
声優だよりになっており、アニメーションとしての面白さはありません。
ストーリー構成も悪く、アニメではなくドラマCDで十分な
作品になってしまっていました。

7位 LAZARUS ラザロ

陰謀論詰め合わせセット「LAZARUS ラザロ」レビュー
評価 ★★☆☆☆(30点) 全13話あらすじ 西暦2052年。世界はかつてない平和な時代を迎え、脳神経学博士スキナーの開発した鎮痛剤「ハプナ」が大きく貢献していた。副作用がない「奇跡の薬」として世界中に広まり、人類を苦痛から解放したハプナ。...

カウボーイビバップ、サムライチャンプルーで有名な
渡辺信一郎監督によるオリジナルアニメでした。
しかし、順位をご覧いただければわかると思うのですが、
正直期待外れな作品でした。

1話は面白かった、世界中に蔓延した鎮痛剤には
重大な副作用があり、服用から3年後に死に至ることが発覚します。
人類のほぼすべてが死んでしまう、そんな状況で
犯罪者が集められたチーム「ラザロ」は 鎮痛剤の開発者を捜索する。
という話で始まります。

時間は一ヶ月しかない、そんなタイムリミットがあるのに
ダラダラダラダラと鎮痛剤の開発者を捜索しており、
情報を手に入れて捜索しに行くものの空振りという流れを
序盤から中盤までずっと繰り返しています。

終盤でそんな博士があっさり見つかるのも拍子抜けであり、
色々と残っている謎もあるせいで、ふわふわした作品になっており、
右肩下がりの作品になってしまいました。
戦闘シーン、アニメーションだけは一流なのですが、
脚本が三流、そんな印象を受ける作品でした。

6位 LUPIN THE IIIRD 銭形と2人のルパン

これが彼の正義だ「LUPIN THE IIIRD 銭形と2人のルパン」レビュー
評価 ★★★★☆(60点) 全60分あらすじ ルパン三世は相棒の次元大介とともにロビエト連邦首都ヴォロクアに向かうため、鉄道に乗り込むところであった引用- Wikipedia

小池ルパンシリーズの最新作の前にアマプラなどで配信された作品でした。
今作では銭形警部を主人公としており、彼の「正義」が60分という尺で
ハードボイルドに、特にニヒルに、渋く描かれている作品でした。

ルパンを追う銭形、そんな銭形の「流儀」ともいえるもの。
劇画タッチの世界観でTVSPでは味わえない銭形警部の
しぶすぎる魅力を余すこと無く描いており、
銭形警部というキャラクターの魅力をこれでもか!と感じられる作品です。

作画のクォリティ、作品の雰囲気、
これぞ小池ルパンだと言わんばかりのタバコと血と酒と女、
そして吐息が印象的な作品です。
この作品まで面白かったのに、なぜ最新作ではああなってしまったのか、
色々と疑問はつきません。

5位 ロックは淑女の嗜みでして

燃えつきろ!お嬢様という名の不燃ごみ達「ロックは淑女の嗜みでして」レビュー
評価 ★★★★☆(60点) 全13話あらすじ 親の再婚で不動産王の家の娘となった鈴ノ宮りりさは、学園一のお嬢様の称号を得るために、好きだったロックとギターを捨てて淑女として振る舞っていた 引用- Wikipedia

お嬢様とロック、まさに水と油な要素を見事に合わせている作品でした。
ガールズバンドアニメといえば中の人のライブもできる部分があり、
メディアミック展開などもしやすい印象があります。
しかし、この作品は作中のバンドがインストバンドであるがゆえに
中の人によるライブもできません、そのあたりもロックでした。

お嬢様ではありつつもロックが大好きなメインキャラクターたち、
そんなロック魂は口の悪さにもつながっており、
演奏のたびに罵詈雑言を互いに投げかけ合う姿は
清々しく気持ちよさすら感じるものでした。

1クールではバンド結成というところで終わっている感じもあり、
主人公の家庭事情などが2期があれば掘り下げられることもあるでしょう。
シリアスになってもロックでい続けられるのか、
そのあたりは気になり、アニメで是非見てみたい所です。

4位 日々は過ぎれど飯うまし

https://www.animekansou.com/hibihasugiredomesiumashi.html

日常アニメのブームはすっかり過ぎたと思ったのですが、
そんな中で敢えてオリジナルアニメとして制作されたのがこの作品でした。
のんのんびよりのスタッフが再集結ということで
期待していた人も多かったのではないでしょうか。

その期待にこの作品は答えてくれました。
食文化研究部というものを主体としているものの、
あくまで描かれるのは大学生の日常。
大きな出来事が起こるわけでもなく、なにか恋愛事情が描かれるわけでもありません。

しかし、少しずつメインキャラクターたちは成長しています。
他の人にとっては小さな変化でも、彼女たちにとっては大きな変化が
きちんと描かれており、1クールかけて描かれた1年。
この1年の日々を堪能することができる作品でした。

3位 My Melody&Kuromi

可愛いだけじゃ駄目ですよ「My Melody&Kuromi」アニメレビュー
評価 ★★★★☆(70点) 全12話あらすじ マリーランドでケーキ屋を開いたマイメロディ。森でハートに出会ってから、マイメロディの周りでは不思議なことが起こるようになっていた。引用- Wikipedia

Netflixオリジナルアニメとして制作されたマイメロのアニメでした。
マイメロはかつてTVアニメになったこともありますが、
この作品はアニメはアニメでもストップモーションアニメで描かれています。
監督はあのPUIPUIモルカーの見里監督です。

見里監督だからこその映像表現は圧巻の一言で、
細かい表情の変化、繊細な仕草がマイメロたちの可愛さを
何倍にも引き上げてくれています。
そうかと思えばホラーなシーンがあったり、アクションシーンもあったりと、
見里監督のらしさが詰まった作品でもありました。

ストーリーも子供向けに終わらず、
現代的な欲望、承認欲求などを主軸にして描かれる物語と
マイメロとクロミの関係性の尊さに思わず涙腺を刺激されてしまう作品でした。

2位 アポカリプスホテル

いぶし銀の名作、最高のホテルアニメ「アポカリプスホテル」レビュー
評価 ★★★★★(82点) 全12話あらすじ 人類がいなくなり、長い年月が流れた地球。日本の首都・東京の銀座にあるホテル『銀河楼』では、ホテリエロボットのヤチヨと従業員ロボットたちが、オーナーの帰還と、再び人類のお客様を迎える時を待っていた...

本当に素晴らしい作品でした。
ポストアポカリプスな地球を舞台に、人間たちが居なくなった世界で
取り残されたロボットたちが今日も今日とてお客様を待ちづつける。
そんなとあるホテルのお話です。

ロボットたちの命は悠久です、しかし、永遠ではない。
徐々に壊れ、動かなくなるものもいる。
そんな中で彼女たちはお客様を何年も、何百年も待ち続けます。
どこか悲哀を感じつつも、その悲哀を覆い隠すようなユーモアが溢れており、
クスクスと笑って見れてしまいます。

あくまでホテルものという主軸は崩さずに、
ときおり迷惑客が訪れたり、言葉が通じないお客様が現れたり、
結婚式をしたり、新メニューを開発したりします。
そんなホテルにとっては当たり前の日々がポストアポカリプスな
地球だからこそ一味違うものになっており、思わず涙を誘われる話もありました。

アニメーションのクォリティも素晴らしく、
特に11話はほぼセリフがない、映像だけで見せるということをしており、
この11話だけでも見てほしいと思ってしまう作品でした。

1位 劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来

極上のエグい映画体験「劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来」レビュー
評価 ★★★★★(90点) 全155分あらすじ お館様の危機に駆けつけた炭治郎や柱たちは無惨によって謎の空間へと落とされ、鬼の根城である無限城での最終決戦に身を投じていく 引用- Wikipedia

まさに映画というべき作品でした。
鬼滅の刃という社会現象を巻き起こした映画が再びスクリーンに。
これだけで多くの人が足を運んでいる部分もありますが、
そんな多くの人の期待に負けない映像美がありました。

無限城という無限に変化する城という舞台。
この文章にすれば1行ほどの舞台を
これでもか!と描写しており、もう笑ってしまうほどです。
そんな背景描写だけでもすごいのに戦闘描写は圧巻の一言。

序盤から中盤まではハイスピードに物語が展開し、
戦闘シーンも息を呑んでいるうちに終わってしまいます。
その一瞬の戦闘シーンの数々に心を奪われてからの
「猗窩座戦」には圧倒されました。

まるでドラゴンボールのようなフィールドの使い方をし、
高速に戦闘しつつもメリハリを効かせたアクションの数々が、
とんでもないケレンミと映像美を生んでおり、
最後の最後まで息をするのを忘れるほどの戦闘シーンを
徹底的に描いている作品でした。

これを映画館で見なくてどうするのか。
映画館で見るべき作品、映画館で見なければいけない作品とは
まさにこの作品でした。

7月はオリジナルアニメの月だった

振り返るとオリジナルアニメを多く見てる月でした。
アニメ業界が盛り上がりに盛り上がり、
1クール80本もの作品が放送される中で、
知名度0の中から始めるオリジナルアニメは
なかなか苦戦を強いられがちではあります。

しかし、面白い作品はもっと多くの人に見てほしい。
アポカリプスホテル、日々は過ぎれど飯うましetc….
私のレビューが作品を見るきっかけになれば幸いです。

というわけで8月もよろしくお願いします。

監督:—, Writer:末満健一, 出演:小林亮太, 出演:髙橋かれん, 出演:植田圭輔, 出演:佐藤祐吾, 出演:内藤大希, 出演:蒼木陣, 出演:下川恭平, 出演:細見大輔, 出演:矢崎広, 出演:飯島優花, 出演:大原万由子, 出演:黒沼亮, 出演:髙原華乃, 出演:夛田将秀, 出演:丹下真寿美, 出演:千葉雅大, 出演:遥りさ, 出演:星賢太, 出演:米澤賢人, 出演:渡来美友

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