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これがビルドファイターズだ!「ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲」レビュー

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オタク歴25年、アニメレビュー歴13年、YouTube登録者11万人。
個人的な視点で語るアニメ批評です。

評価 ★★★★★(81点)全32分

あらすじ アリスタ暴走事件の終結後。ガンプラバトル事業はヤジマ商事が引き継ぐことになり、新しい世界大会会場である「ヤジマスタジアム」が建設される引用 – Wikipedia

これがビルドファイターズだ!

本作品はガンダムビルドファイターズの短編作品。
続編のビルドファイターズトライではなくビルドファイターズの
時系列となっており、後日談的な作品だ。
監督はビルドファイターズと同じ長崎健司。

見出して感じるのは懐かしさだ。
ビルドファイターズが2013年の作品であり、4年ぶりに懐かしいキャラが集う。
イオリ、マオ、フェリーニ、ニルス、メイジン・カワグチ(笑)
なぜかメイジンが喋るたびに笑ってしまうのはトライでネタキャラ的要素が
強まってしまったからかもしれないが、変わらないキャラクターが
大集合する様はワクワク感じが止まらない。

そしてストーリー。
TVシリーズ最終話から中止されていた世界大会を再開するために
新たなスタジアムが建設され、その式典に招待されたおなじみのメンツの前に
「ガンプラマフィア」という非合法の組織があらわれ・・・という
ところからストーリーが始まる。

イオリ・セイが操るのは「スターバーニングガンダム」だ。
続編であるトライの主人公機の前身でも有る機体をイオリが操縦する流れは、
トライにつながるストーリーにもなっており、
監督が違う作品なのにしっかりと「トライ」も意識したストーリー作りに
なっているのは素晴らしい出来栄えだ。

他のキャラクターが操る機体も素晴らしい。
これぞガンプラというものを題材にした「ビルドファイターズ」という
作品本来の機体チョイスだ!と心底実感してしまうほどの
「わかってる」機体の数々は出てくるたびにワクワクが止まらない

ニルス・ニールセンは前作ではアストレイを改造した機体を使用していたが、
今作では「インパルス」を改造した「忍パルス」。
ここでインパルスをチョイスする渋さと忍を書けてくる和へのこだわりに、
ニルス・ニールセンというキャラクターに対する愛着が更に深まる。

メイジンが操るのは「ズゴック」だ(笑)
なんてメイジンらしく、なんて渋いチョイスなのだろうか。
TVシリーズではアメイジングザクを使用していたからこその
「アメイジングズゴック」は制作側が見る側の期待感をきっちりと
理解してるからこその機体チョイスだ。

ビルドファイターズトライは色々と欠点はあったが、
最大の欠点は「オリジナル機体」が増えすぎたことだ。
原型がほとんどわからない魔改造機体も多く、SDダンガムも無駄に多く、
「ガンプラ」といういうものを題材にした作品ということを
監督が全く理解していなかった。

しかし、この作品は違う。
ガンプラだからこそ、きちんと「原型」があり、
キャラクター一人一人にガンプラに対するこだわりがある。
その本来の「ビルドファイターズ」という作品の芯の面白さを
わずか30分の尺の中にぎゅっと詰め込んでいる

対戦カードも素晴らしすぎる。
忍パルスVSジム(大量)、フェニーチェリベルタVSバウンド・ドック(糞配色)、
ガンダムX十魔王VS武者ガンダムMK-Ⅲ、アメイジングズゴックVSズゴック(魔改造)、
スターバーニングガンダムVSサイコジム
この素晴らしすぎる対戦カードを見ただけでも、
まだ見ていない人は「なにそれ!みたい!」と思うはずだ。

演出も素晴らしい。
ビルドファイターズトライは演出だよりで派手なだけの戦闘シーンだったが、
今作はきちんと「動き」と「ガンプラ」であることを活かした戦闘シーンだ。
見ごたえがあり見ているだけで楽しい。
ビルドファイターズらしい戦闘シーンが連続で描かれる。

ただ尺が30分ほどしか無いことも有り1戦闘1戦闘は短めだ。
しかし、そんな短い尺の中でもきちんと魅せてくれる。
個人的に「サイコジム」が変形するシーンのアニメーションの描写の細かさは、
たった数秒のシーンなのに思わず「おぉ」と感嘆の声を挙げてしまった

そして「燃える」展開。あえてここでネタバレはしたくない。
ご都合主義と感じる部分もあるが、この「勢い」とノリこそが
ビルドファイターズであり、「彼」がいてこそビルドファイターズだ。
続編のトライでは娘とかいう要素で濁していたりもしたが、
今作ではきちんと登場する。

ストーリー的にも「GMの逆襲」の意味と敵の正体もうまく使っており、
起承転結スッキリとしたストーリー構成に成っている。
わずか30分の尺でメインキャラのバトルを描き、
ストーリーもきちんとまとめているの本当に素晴らしい。

そしてラストバトル。
二人の主人公が2つの主人公機で戦い合う姿。
もうシチュエーションだけでビルドファイターズファンなら歓喜だが、
わずか「3分」ほどのバトルシーンに釘付けだ。
細かいガンプラ動きと戦略、3分足らずでなんて熱い戦いを魅せてくれるんだと
思うほど素晴らしく、メイジンのセリフで爆笑してしまう(笑)

総評

全体的に見てこれがビルドファイターズだ!と言わんばかりの作品だ。
ガンプラバトルというものを題材にした意味、
ガンプラだからこそのバトルシーン、
ビルドファイターズという作品らしいストーリー展開とキャラ描写。
ああ、コレが見たかったと心底思ってしまう素晴らしい出来栄えだ。

ビルドファイターズトライでは監督が変わってしまったことと、
あまりブランクを開けずに作られてしまったせいでビルドファイターズとは
違う何かになってしまい不評だったが、今作ではきちんと
ビルドファイターズという作品の面白さが詰め込まれている。

個人的な感想

個人的にはようやく久しぶりにビルドファイターズを味わえた作品だった。
ビルドファイターズトライで感じていた不満を全て解消してくれるような
30分であり、後日談として素晴らしいストーリー展開と余韻がたまらなかった。
文句をいうならばやや1戦闘ずつが短いということくらいだが、
30分という尺を考えれば贅沢だろう。

余談だが同じビルドファイターズの世界観で
「バトローグ」というシリーズも製作されている。
こちらは監督が「大張正己」で戦闘シーンも素晴らしいので、
ガンダムファンならばおすすめしたい。

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