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「劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち」レビュー

1.0
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評価 ★☆☆☆☆(11点) 全79分

『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』予告

あらすじ 人間、女神族、妖精族、巨人族の4種族が魔神族と争った「聖戦」は、団長メリオダス率いる「七つの大罪」の活躍によって終結し、世界は平和を取り戻した引用- Wikipedia

激弱ラスボス

本作品は七つの大罪の劇場アニメ作品。
七つの大罪としては2作品目となる。
監督は浜名孝行、制作はスタジオディーン

作画

原作はすでに終了しており、TVアニメも最終話まで制作されている。
第一弾の映画はストーリーの本筋とは関係ない作品だったが、
今作は「原作、及びアニメの最終話のあと」の話になっている。
七つの大罪のアニメに関しては多くの人が「作画の悪さ」について知っているはずだ。

1期は問題なかったものの、2期からどんどんと悪くなり
いわゆる「作画崩壊」まで起こしている。
「アニメ」という媒体に恵まれていない作品であり、
作品の人気に比べてアニメに予算をあまりかけられていない印象だ。
私自身、1期は見たものの2期以降は見る気も起きず、
そのあとは原作で最終話まで読んでしまった。

そんな中で作られた第二弾の映画作品。意外なことに作画は悪くない。
特になにか評するほどのクォリティの高さはないものの、
十分なクォリティで描かれている。

後日談

時系列的には魔神王との戦いから半年が経過している。
エリザベスと結婚し、国王になったメリオダス。
そんな2人の「新婚旅行」が描かれるところから物語が始まる。
序盤は「ファンサービス」的な意味合いが強い。

作中のキャラがどんどんと登場し、
平和になった世の中での彼らの「その後」は微笑ましく、
キングとディアンヌの結婚式に参加するバンやゴウセル、おなじみのキャラなど
後日談としては悪くなく、ギャグも多いためクスクスと笑いながら楽しめる。

そんな中で魔界が何者かに襲われるという事件が発生し、
メリオダス、エリザベス、ゼルドリス、ゲルダの4人で魔界へ向かう所から
物語が動き出す。
今回の主軸は2人の兄弟だ。

弱い

魔界につくと、あっさりと今回の敵である
「2代目妖精王」と「巨人族の名工」がでてくる。
原作では名前のみが出てきたキャラクターが出てくる展開であり、
「映画のオリキャラ」ではないものの、
「魔神王」という強敵を倒したあとでは敵としての歯ごたえは薄い。

むしろ1度負けてしまうのが謎でしか無い。
ドラゴンボールで魔人ブゥを倒した悟空、ベジータなのに
今更、フリーザに苦戦するような印象だ。
1シーン1シーンごとの戦闘シーンも短く、迫力も薄い。
戦闘シーンで「盛り上がる」のではなく、淡々と描かれてしまう印象だ。

「兄弟」の絆と共闘するための展開を描くために、
1度負けイベントを作っている感じだ。
再戦したら、わりとあっさり苦戦したはずの敵を倒しているせいで、
最初に負けてしまったことへの違和感が生まれている。

最高神

「2代目妖精王」と「巨人族の名工」の掘りさげもほとんどなく浅く、
彼らは「黒幕」に操られていただけだ。それが「最高神」だ。
原作を読んでる人ならば名前は知っているはずだ、
こちらも原作には名前だけ出ており、
連載中は「もしかしたら、ラスボス?」という予想をしていた人も多いはずだが、未登場のまま原作は終わってしまい、
続編である「黙示録の四騎士」で出るのではないかと予想されていた。

七つの大罪における「裏ボス」的な存在だ。
しかし、今作でなぜか出てくる(苦笑)3DCG全開の最高神は微動だにせず、
原作で苦戦した「魔神王」、そんな存在と相対する存在が
映画で出てくるという展開は盛り上がる展開では有るものの、
彼女が根塊の騒動を起こした理由も「ふわっ」としている。

聖戦はやめるべきではなかった、
世界の均衡を保つためにも争い続けろというだけだ。
メリオダス不在の中で最高神と闘う七つの大罪メンバーの
活躍は悪くないものの、一切ダメージは与えられない。
 
それほどまでの「強敵」、魔神王と相対する存在だということを
実感させる展開では有るものの、
ラスボスはメリオダスとゼルトリスの一撃であっさりやられてしまう。
1度負けた「2代目妖精王」と「巨人族の名工」のほうが強かったのでは?と
感じてしまうような流れで話が終わってしまう。

総評:呪われてるアニメ化

全体的に心配していた作画に関しては悪くないものの、
映画の尺が79分と前作よりも短いせいか無駄にテンポが良く、
キャラクター数の多さもあって1つ1つの戦闘シーンが短い。
映画に出てくるキャラクターの掘りさげも甘く、
もう一人のラスボスといえる「最高神」にもあっさり勝ってしまう。

後日談的なエピソードはファンサービス的な部分もあり
そこは悪くないものの、作品全体が浅い。
後日談、2人の兄弟の絆、「2代目妖精王」と「巨人族の名工」と
最高神との戦いと80分という尺ではえがききれない内容を詰め込んでしまったために
1つ1つの要素がさっくりとしてしまった印象だ。

七つの大罪のファンが見ればファンサービス要素も多いため
楽しめる部分はあるものの、前作と同様にあくまでファン向けの作品であり
それ以上でもそれ以下でもない感じに仕上がってしまっている。

終盤で「マーリン」が思わせぶりなセリフを吐いており、
「黙示録の四騎士」につなげるようなストーリーにしたかったのはわかるが、
「最高神」という存在を出しておきながらあっさりとした感じの
作品になっているのは残念でならない。

結局、七つの大罪最後のアニメ作品でも、
七つの大罪全体のアニメのクォリティの低さを
覆すことができなかったのが残念だ。

個人的な感想:Netflix

来年、Netflixでスピンオフ作品がフルCGで制作、公開される予定だが
PVの段階でCGのクォリティに不安がある。
公開されてみないとわからないが、せめてスピンオフ作品で
七つの大罪という作品のアニメの印象を変えてほしいところだ。

人気はある作品であり、売上も悪くないはずの作品なのに
「七つの大罪」はどうしてこうなってしまうのか…
色々と大人の事情が絡んでるのかも知れないが、
もう少し愛を持って作ってほしかったところだ。

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  1. キューピット より:

    みましたよ七つの大罪光に呪われし者たちの映画を