「異常生物見聞録」レビュー

0.5
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ファンタジー
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評価 6点 全13話

あらすじ ごく普通の青年・好人は生計を立てるため、自分が住んでいる一軒家の空き部屋を貸し出すことにした引用- Wikipedia

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なにこれ

原作は中国のWeb小説。
監督は深藍人、制作はMMT Technology Co.,Ltd。
いわゆる中国アニメ。

謎バトル


画像引用元:異常生物見聞録 1話より
©2018 bilibili/Journal of the Mysterious Creatures

1話早々、謎のバトルからスタートだ。
戦ってる二人も誰だかわからず、なぜ戦ってるのかわからない。
そんな「何も気にならない」始まりから主人公の自己紹介が始まる。

「人生の目標は給料20万円以上の仕事に就いてお嫁さんをもらって
 できれば車を買う」

なんとも言えない彼の自己紹介を淡々と聞かされる。
いわゆる「普通の主人公」だとアピールしたいのは分かるが、
うすら寒い自己紹介に鳥肌が立ちそうだ。

「じゃあ、なんでここにいるかって?良い質問だ」

彼は淡々と語るものの、「ここ」がただの公園のベンチだ。
別に普通の主人公が公園のベンチでなぜ寝転んでいるのかなど
本当にどうでもいい。簡単に言えば仕事の面接に行こうとしたら
面接先が潰れていたから公園のベンチに寝ているだけだ。
その状況説明に3分もかけるのがこのアニメだ。

雰囲気に合わないBGMが流れる中で唐突にヒロインが現れる。
もうBGMの音量がクソでかすぎてキャラクターのセリフが聞き取りづらいが
気にしてはいけない。この雰囲気に合わないくそでかBGMはデフォルトだ。
音量バランスは一体全体どうなってるんだと突っ込むのは野暮である。

主人公は親から町外れのアパートを相続しており、
ヒロインは入居者募集している主人公の家に入居しようとしているが
道に迷っている。そんなヒロインが寝ている主人公に主人公が
大家とは知らず道を尋ねる。すると主人公が心のなかでこう思う

「凄いな、直接、大家に道を聞こうなんて、これはまさか運命の出会い!?」

ヒロインは主人公が大家であることは知らない。
もともと中国原作の作品であるがゆえに「日本語」に翻訳するときに
妙な文法になっているのではないかと思うほどにセリフの文法や
言葉の使い方が妙におかしく、中国語の表現のニュアンスをうまく
日本語として変換しきれていないことが伝わる台詞回しだ。

声優さんたちも基本的にかなり早口で喋っており、
キャラクターの口の動きと会っていないときも多い。
bilibiliなどでは当然、キャラクターは基本的に「中国語」で喋っているため
日本語にしたときの際のセリフの長さの調整、翻訳が上手く言っておらず、
おかしな文法と早口なせいでセリフがまるで頭に入ってこない。

唐突


画像引用元:異常生物見聞録 1話より
©2018 bilibili/Journal of the Mysterious Creatures

この作品はびっくりするほど展開が唐突だ。
家に向かっているといきなり敵が現れてなんか戦い出す。
ヒロインには唐突に獣耳が生えて、相手は吸血鬼だ。
唐突にバトルが始まり、1分とたたずに終わる。

本来は重要なはずのヒロインが「人狼」という設定もあっさりと明かされ、
主人公もあっさりと受け入れる。吸血鬼も悪いやつではなく、
人狼から主人公を助けようとしただけという展開であり、
いわゆる「ドタバタハーレムコメディ」的なものが展開される。

10年か20年前にこういうラノベ原作アニメあったなーと
思い返させるものの、そういった懐かしさはあるものの、面白さはまるで無い。
何処かで見たようなキャラとどこかでみたこのあるような設定で
文法のおかしいセリフを聞かされ唐突に巻き起る展開に
見てる側の気持ちと頭がついていけない。

2話になると主人公は「時空管理局」に呼ばれる。
世界観の統一感のなさに頭を抱えつつ、なんとかこの作品の話についていこうと
しがみつくのに必死になるしか無い。

意思はないの?


画像引用元:異常生物見聞録 2話より
©2018 bilibili/Journal of the Mysterious Creatures

主人公に意思はないのかな?と思うほどに流されるままだ。
「時空管理局」に誘われ、流れるままに審査官になる。
いろいろな種族が存在するこの世界の調停を行い平和を維持するのが目的らしく、
凡人だった主人公が時空管理局の審査官になるという流れだ。

そうかと思ったら主人公はなぞの夢の世界に行く。
ようやく話が理解できて話について行けそうになったら突き放され、
夢から覚める。もう何がなんだかわからず、
慌ただしいストーリー展開のせいでついていくのに必死だ。

3話では謎の異世界で主人公の修行が始まり、そうかとおもえば
謎の異世界で主人公が一人旅をする。
1話と2話に出てきたヒロインたちは完全に放置だ(笑)
意味もよくわからぬまま主人公は元の世界に戻ってくる。

誰かコレはどういう状況でどういうストーリーなのか説明してくれと思うほど
理解が追いつかない。ちなみに4話ではヨーロッパに行く。
もう家に居て落ち着いてくれと思うほど色々なところへお出かけしまくりだ。

中国風日本での異類ドタバタコメディかと思ったら、SF時空管理局がでてきて
謎の並行世界的な異世界で修行と旅をしたかと思ったら、
ヨーロッパ旅行だ。中田英寿でさえもう少し落ち着いている。

説明セリフが多いものの、その説明セリフの日本語訳がおかしいせいで
頭に素直にその説明が入ってこない。日常コメディな台詞回しも
中国とのセンスの違いはあると思うが、
やはり「妙な翻訳」のせいで上滑りしっぱなしであり、
本来は笑えるシーンなのかもしれないが一切笑えない。

入居者探し


画像引用元:異常生物見聞録 4話より
©2018 bilibili/Journal of the Mysterious Creatures

4話からは新しい入居者探しだ。
入居希望者のところにおもむき、毒にも薬にもならないドタバタコメディをしつつ
新しい異類と出会い、入居者が増えていくという流れだ。
序盤はテンポが早すぎてついていけなかったが、4話からは逆にテンポが悪い。

特に面白いわけでも笑えるわけでもないコメディと、
入居希望者のはずなのにわざわざ迎えに行って、しかも探し回らないといけない
めんどくさいストーリー展開には何の面白さも感じず、
荒唐無稽で次から次へと展開が巻き起る序盤のカオスさも影潜めてしまい、
シンプルにつまらないだけだ。

キャラクターは可愛らしい部分はあるものの、何処かで見たようなキャラの
何処かで見たようなドタバタコメディに特に魅力も感じず、
これならば序盤のカオスな展開のほうが良かったと思うほど、
びっくりするほど話が進まない。

4話で新しい入居者を探しにヨーロッパに
来たのは良いが、そこから会えぬまま古城を探検したり
ドタバタコメディを繰り返し7話までようやく会える。。
4話かけてようやく入居者がひとり増える。テンポがあまりにも悪い。

新しい入居者も「宇宙からやってきた悪魔(マッチョおじさん)」という
もはや設定のふわふわ感がとんでもないキャラクターであり、
玄田哲章さんが演じてるのが唯一の救いと言えるようなキャラだ。

ようやくでてきた魔狩人も「一体何だったんだ」と思うほど
コメディ要因でしか無く、ちぐはぐなストーリー展開についていけない。
8話では宇宙に行く。もう何処へなりと行ってくれと思ってしまうほど
この作品の世界に入り込めず、常に客観的に見てしまう感じだ。

え?


画像引用元:異常生物見聞録 12話より
©2018 bilibili/Journal of the Mysterious Creatures

4話もかけてマッチョおじさんを探したのに、新しい入居者は
8話で5分足らずで見つかる。もはや突っ込んではダメだ。
どうでもいいマッチョおじさんよりハーレム要因の一人であるヒロインの
入居までの時間が短いことなど気にしてはいけない。

8話で宇宙に行ったかとおもえば9話では宇宙に居るのにまた異世界に行く。
あっちに行ったりこっちに行ったり、忙しすぎる。
そもそも「入居者」集めてどうしたいんだっけ?と話の目的すら
見てる側が忘れそうになるほどだ。

終盤でヒロインの一人が誘拐され、主人公たちが探し回る中で
敵とバトルという「シリアス」な展開になるのだが、
その裏で別の仲間は普通の麻雀をしている。
そんな麻雀を見てヒロインの一人がこんな事を言う。

「なにこれ」

まさに11話までこの作品を見てきた視聴者の心を代弁するかのようなセリフだ。
本当に「なにこれ」としか言えないような作品だ。

終盤はシリアスな戦闘シーンが多いのに、そんな戦闘シーンを
安定のくそださBGMで台無しにする。
シリアスな場面なのにコメディなシーンで使ってたBGMを使ったりするので
雰囲気などあったものではない。

結局、最終話もドタバタコメディで終わってしまい、
おそらく作品全体としては「キャラクターが揃った」序章であることは分かり、
色々と謎が終盤で繋がる展開自体は悪くないものの、
この先が気になる、この先が見たいとまるで見えない作品だった。

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総評:これはきつい…


画像引用元:異常生物見聞録 1話より
©2018 bilibili/Journal of the Mysterious Creatures

全体的に見てかなりきつい作品だった。
中国語で書かれた原作を日本音声にするための翻訳がおかしく、
妙な文法や違和感を感じるような台詞回し、吹き替えにおける尺調整のための
早口なキャラクターたちのせいで世界観の「説明」が頭に入ってこず、
彼らのドタバタコメディもまるで笑えない。

中国風日本に居るかと思えば異世界にいったりヨーロッパにいったり
宇宙に行ったり夢の世界に行ったりと展開も慌ただしく、
唐突に巻き起る展開に見てる側が振り回され
「結局、この話はなんだったんだ」と思うような話が多いせいで、
いまいち作品の世界に入り込めず常に蚊帳の外だ。

終盤で色々と話がつながってくる部分はあるものの、
何処かで見たようなキャラクターと何処かで見たようなストーリーと設定で、
まるで10年くらい前のラノベ原作アニメを見ているような感覚になる
懐かしさはあるものの、使い古された要素でしか構成されていない。

こういった部分は中国アニメではよくありがちではあるものの、
他の中国アニメは最低限「話はわかる」部分が多かった。
しかし、この作品はいろいろな要素をゴチャまぜにして
日本語の翻訳がうまくいってないせいか、話が分かりづらい作品になっている。

ジャンルで言えばドタバタコメディファンタジーSFみたいな
ジャンルではあるものの、慌ただしかったという記憶しか残らないような作品だ。

個人的な感想:噛み合ってない


画像引用元:異常生物見聞録 7話より
©2018 bilibili/Journal of the Mysterious Creatures

1つ1つの要素やこの作品の設定は意外にもよく錬られてる感じはあるものの、
その1つ1つが噛み合わず、見せ方も悪かったせいで
この作品の魅力をきちんと伝えきれてない感覚になった作品だった。

「翻訳がおかしい」
という感想が浮かぶのはこの作品くらいだ。
もう少し自然な日本語の台詞になっていたら作品全体の印象も違ったかもしれない

コメント

  1. 冒牌红包机器人 より:

    可惜了 原作很优秀 动画制作稀烂