まさか尻に胸焼けする日が来るとは・・・「競女!!!!!!!!」レビュー

2017年8月9日

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評価 ★★★☆☆(55点)全12話

あらすじ 貧乏な高校3年生の神無のぞみは、お尻や胸を使って女子選手たちが水上ステージでの落とし合いで競う公営ギャンブル競技「競女」の世界を知り、一攫千金を狙い競女の選手となることを決意する。引用 – Wikipedia

まさか尻に胸焼けする日が来るとは・・・

原作はサンデーで連載していた漫画作品。
監督は髙橋秀弥、制作はXEBEC。
なお海外ではなぜかこの作品が大人気だったらしい(笑)

見出して感じるのはバカバカしさと清々しさだ。
1話冒頭から映し出されるのは水着姿の女の子とと水着のお尻と胸。
プール上に用意された舞台の上で「尻相撲」を行っている様子を見せられる。
このアニメはなんなんだろう?というある種の疑問が浮かぶと同時に、
このストレートな馬鹿っぽさと素直なセクシー描写に期待感は募る

この作品の世界では「競女」と呼ばれる競技がスポーツになっており、
競馬、競輪、競艇などと変わらないくらいの人気と支持があるらしく、
この競技自体にこの世界のキャラクターは何の疑問も抱かない。
やってることは女の子同士の尻相撲だ(笑)

ツッコミだしたらキリがないのが誰も突っ込まずに、
常識and普通のこととして描かれている。
フェミニストの方が見たら憤怒しそうなほどの内容では有るが、
そんなフェミニストの意見など介入する余地もないほどに、
作中のキャラクターは本気で「競女」というスポーツをやっている

相手をランドと呼ばれる水上のフィールドから落とせばいい。
しかし手や足が直接触れてはならない、攻撃は尻だ(笑)
ドアップで飛んでくる尻、尻同士がぶつかりあい、落とし合う・・・
尻と言う要素が「剣」や「手」などに変われば真面目に見えるのだが、
尻という要素でここまで馬鹿っぽく見せるのは有る意味すごい。

キャラが本気になると尻の筋肉がぎゅっと閉まる様子などもきっちり描写される。
本来ならば女の子の水着のお尻というのは「エロ」なはずなのだが、
この作品はまったくエロくない(笑)
キャラクターの表情の描写と同じ割合くらいで尻がドアップで描写される様は、
尻で胸焼けするレベルだ。

スポーツものであるが同時に少年漫画っぽいノリがある。
いわゆる「技」があり、技名が繰り出されると同時に画面に描写されるのだが、
「尻キャノン砲」「尻ギロチン」などバカバカしさの塊のような技名の数々は
出るたびに笑ってしまいくだらない(笑)

はっきりいって出落ちな感じは強い。
尻同士のバトルはバカバカしく、技名もぶっとんでおり、
そのバカバカしさを誰も突っ込まない強固な世界観を貫いて入るが、
良くも悪くもそれ以上でもそれ以下でもなく、
1話を気に入れば勢いで最後まで見ることができるが、
1話で気に入らなければそれ以降見ても感想は変わらないだろう

「尻」という要素を抜けばやっていることは熱血スポーツモノの
王道のようなストーリー展開だ。
競女選手になるための学校に入り、競女選手になるためのトレーニングをし、
競女選手として成長していく。

ただ「尻」という要素がその熱血スポーツものにシュールな空気を常に漂わせる。
競女の訓練は尻で八の字を書いたり、尻で歩いたり(苦笑)
ありとあらゆる状況で尻を活用したシーンを描いており、
むしろ「よく思いつくな」という感心するレベルの尻シチュエーションの数々が
1クールに渡って描かれている。

しかしながら1話30分という尺がこのバカバカしさに
疲れてしまう原因にもなっている。
内容自体は面白く、やってることも馬鹿馬鹿しく笑えるのだが、、
ちょっと間延びしているシーンもあり、
このバカバカしさを後押しするだけの勢いが足りない時がある。

これで1話15分位でもっとテンポを上げてやっていれば
バカバカしさに飽きず、出落ちに感じないまま、疲れを感じる前に
1クール楽しめただろう。
1話30分尻だらけというのはやはり胸焼けしてしまう(苦笑)
特に私のように1話から最終話まで一気に見る視聴スタイルの人は
疲労感が溜まりやすい作品なのでやや注意だ

総評

全体的に見て尻相撲という要素をよくぞここまで
熱血スポーツものっぽく描きつつもバカバカしく描けたなと
思わず感心してしまう作品だ(笑)
尻ネタの宝庫と言わんばかりの尻ギャグ、尻ワザの数々は
くだらないのだが、そのくだらなさをキャラクターが真剣にやってるからこそ面白い

最初から最後まで尻相撲であり、出落ち感があるのは否めないが、
話が進めば進むほどありとあらゆる技が出てきて技も過剰になっていく。
合体技だったりパロディ技だったりと、
ぶっ飛んだ技の数々は悔しいかな笑ってしまう。
尻ネタが切れると乳ネタに走ってる場合もあるのだが、
乳を用いた「居合」はぜひ見てほしい技だ(笑)

最初から最後までぶれないバカバカしさと言うのは素晴らしく、
シリアスな要素はほとんどないため見やすい作品では有る。
やってることはずっと尻相撲なのだが、不思議と飽きはしない。

絶妙なバランスの作品では有る。
もっとバカバカしくしてしまうとスポーツモノとしてのバランスがなくなり、
これ以上スポーツモノとして真剣にやってしまうと
尻相撲のバカバカしさが本当に馬鹿に見えてしまう(笑)
少年漫画の熱血スポーツのノリ+尻相撲というシュールギャグと言う要素が
本当に絶妙に混ざり合っている作品だ。

これが流石に2クール続いたらマンネリを生んでいたかもしれないが、
尻ネタ(一部乳)で1クールマンネリを感じさせないというのは凄い。
このバカバカしさや大雑把な感じが海外の方には受けたのかもしれない。

個人的な感想

個人的にはまさか「Fate」で有名なあの技を
尻でパロディするとは思わなかった(笑)
後半になるほどこういったネタ要素がどんどん増していくが、
そのネタ技が出る際の「音」のなんか壮大な感じが妙にツボに入ってしまった

残念ながら原作はアニメ終了後に連載が終了し、
売上も700枚前後と爆死、海外では人気で配信などは好調のようだが、
まあもう1度みたいと思える作品ではないため、この売上は納得だ。
しかしながら1度見る分には損はない。
日本人の「発想の豊かさ」をこの作品で今一度感じることができるはずだ(笑)

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