ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち

☆☆☆☆☆(0点)


<期間限定プライスオフ>ワンピース エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち [DVD]” style=”border: none;” /><br />
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<div style=制作/東映
監督/今村隆寛
声優/田中真弓,中井和哉,岡村明美ほか


あらすじ
ルフィ、敗れる! ・・・・それでも守りたい仲間がいる。
グランドラインをアラバスタ王国に向かって突き進む、ゴーイング・メリー号。そこには、アラバスタ王国の王女・ビビもいた。――砂漠の国といわれるアラバスタは、悪の秘密結社の暗躍により崩壊の危機に直面。




誰得とはまさにこの事


原作はジャンプで連載中の漫画作品
本作品はワンピースとして8作品目の映画作品
ワンピースとしては初めての原作にあるエピソードの映画化だ。
アラバスタ編のみを新規映像で制作される。

基本的なはビビとアラバスタに上陸するところから始まる。
ビビと麦わらの一味が何故一緒にいるのかなどは描写されていないため
完璧に「一見さんお断り」でアラバスタ編を読んでいないと厳しい

序盤からカットしまくりだ。
私個人の事になってしまうが、アニメでアラバスタ編を見て原作も読んだが
それでも大雑把にしかストーリーを覚えていない状態でこの作品を見た。
映画を見た人も当時、ストーリーの覚え方は人それぞれだろうが
曖昧になっている方も居たはずだ。

そんな状況で新規映像でアラバスタ編を映画化された本作品だが、
もう・・・酷い総集編だ(苦笑)
ストーリーは要所要所だけをなぞったストーリー構成になっており、
「ビビ」の成長などは一切感じられなく、クロコダイルの恐ろしさというのも感じられない

特に当時は強敵だったクロコダイルは原作、アニメを見た方なら
「苦戦した敵」として印象に残ってるはずだ。
ルフィが殺されるというような展開もあり、絶望的状況を与えられる敵だったはずなのだが
そんな苦戦した敵に対して「あっさり」勝ってしまうような印象を受けてしまうほど
ストーリーはカットしまくり。
総集編とも呼べないダイジェスト以下になってしまっている

更に戦闘シーンの端折り方はもはや馬鹿げているレベルで、
結果と見せ場しか描写していない。
麦わらの一味が苦戦しながらクロコダイルの一味と戦うシーンも描写されることはされるが
苦戦するというシーンがほとんど泣く、苦戦している状況を描写した後にすぐに倒すという
端折りすぎった展開のせいで「戦闘シーン」の面白みが一切ない状況だ

意味不明なシーンもある。
まるでTVの1話が終わった時のように止め絵で止まるようなシーンがある、
止め絵を数秒流してシーン再開というような演出があり、
見せ場だから止め絵で魅せるということをしたかったのかもしれないが、
テンポを悪くしているだけで意味不明だ。
その止め絵も印象的なシーンも確かにあるが、そこまで印象的でもないシーンで
止め絵にする場合もあり、何がしたかったのだろうか?理解に苦しむ。

たしかに無理があるのは分かる。
アニメではアラバスタ編は93話~110話という17話も費やしたストーリーだ
尺で言えば20分×17話=340分、約5時間という長さでアニメで描写したものを
1時間半という短さにしている、約3分の1に圧縮しているから無理が出るのは分かる
しかし、無理矢理に作品を作ってファンが納得するだろうか?
新規ファン獲得という作品にもなっておらず、ファン向けにもなっていない
誰が得するのかがわからない映画に仕上がってしまっている。

全体的に見て駄作だ。
「アラバスタ編ってワンピースで有名だし、ちょっと見てみるか」
という新規視聴者も居るはずの作品で、この総集編の出来栄えはかなり厳しく
カットしまくりで、見せ場の見せ方も盛り上がりに欠け、
上辺だけをなぞったようなストーリー構成のせいで既存ファンも見て損する出来栄えだ

制作スタッフは悪くはない気もする。
流石に3分の1の尺で「アラバスタ編」を描くのは難しく、
原作、アニメがある状況で大胆なストーリー改変や登場人物の削除をしてしまうと
作品としての面白さはもう少しまともになったかもしれないが、
ファンの反感を買うおそれがある。
ファンの反感を買うおそれがあるのがいいか、作品として面白くないほうがいいのか。
その2択に迫られた結果、後者を取ってしまいこんな作品に仕上がってしまった印象だ

偉い人の判断を色々と感じられる作品でした(苦笑)